【シックス・ネーションズ】歓喜のフランス！スコットランドに完勝し欧州の頂点に立つ。

■シックス・ネーションズ2025 第5節
／3月15日＠スタッド・ド・フランス（サンドニ）
【フランス 35－16 スコットランド】

ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」
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　2022年以来の優勝に王手をかけたフランス。先に最終節を終えて勝ち点4差で暫定首位のイングランドには得失点差で上回っているため、ボーナスポイントを考慮せず勝利すればトップに立つことが確定する。悲願達成には今大会4位が確定しているスコットランドが最終節で立ちはだかる。

　立ち上がり、フィジカルで圧をかけるフランスはモールで相手のペナルティを誘い、前半4分にFBトマ・ラモスがPGで先制する。

　その後も破壊力あるモールをフランスが仕掛けたことで、12分にスコットランドのFLジェイミー・リッチーがイエローカードを受け10分間の一時退場となる。数的有利のフランスは18分にガエル・フィクーとのCTBコンビネーションで中央突破からヨラム・モエファナがトライ（G）。10点を先行した。

　21分にはフランスのHOペアト・モヴァカが小競り合いの報復でヘッドコンタクトを見舞ったことで、イエローカードとなる。ここから互いに1本ずつPGを決めて迎えた29分、スコットランドのWTBダーシー・グレアムが中央でラインブレイクし、チーム1本目のトライをマークした。共同キャプテンのSOフィン・ラッセルのコンバージョンも決まり3点差に迫った。（10－13）

　36分にフランスのPRジャン=バティスト・グロがチーム2枚目のイエローカードをもらう。スコットランドは前半終了間際にFBブレア・キングホーンのゲインを起点にCTBトム・ジョーダンがトライを奪ったかに見えたが、キングホーンがタッチに出ていたとしてトライキャンセルになったところで前半が終了。フランスが16－13のリードでハーフタイムとなった。

　後半に入り、前半終盤の勢いで攻めるスコットランドだが、右サイドへの展開でパスが乱れる。こぼれ球をフランスのSOロマン・ンタマックが拾い、フォローに走ったWTBルイ・ビエル=ビアレが後半3分にトライゾーンまで持ち込んだ。

　スコットランドは11分のPGで3点を返すが、フランスは17分のFBトマ・ラモス、22分のヨラム・モエファナのこの試合2本目のトライで勝利を手繰り寄せる。このまま後半スコットランドをノートライに抑えたフランスが35－16で最終節を制し、3年ぶり7度目のシックス・ネーションズ優勝を果たした。