【シックス・ネーションズ】イングランドが10トライを奪いウエールズを圧倒。暫定首位に浮上。

■シックス・ネーションズ2025 第5節
/3月15日@プリンシパリティ・スタジアム(カーディフ)
【イングランド 68-14 ウエールズ】
ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」
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勝ち点16のフランスに次ぐ勝ち点15のイングランド。2020年以来の優勝をかけ、最終節は今大会未勝利のウエールズとカーディフで対戦した。
勝利に加えて「4トライ」のボーナスポイント(BP)獲得をめざすイングランドは、前半3分に右サイドのラインアウトを起点にLOマロ・イトジェが右中間を押し込むトライとSOフィン・スミスのコンバージョンで先制した。
その後、8分にウエールズのFBブレア・マレーがキックカウンターからトライをマークしたかに見えたが、TMOで味方のオフサイドが確認されノートライとなる。
失意のウエールズを横目に、イングランドは10分に左のラインアウトから右に大きく展開、ロングパスを受けたWTBトム・ローバックがスミに飛び込んでチーム2本目のトライをマークした。
ウエールズは31分に中央でラインブレイクしたCTBベン・トーマスのトライとSOガレス・アンスコムのゴールで7点を返した。
イングランドはここからボールを素早く展開しながら前進する。34分にはCTBトミー・フリーマンが相手ディフェンス陣の間を突破しトライラインを割り、さらに38分にLOチャンドラー・カニンガム=サウスが右中間を押し込みチーム4トライ目をマーク。早々にボーナスポイントを確保した。前半終了間際にもトライを奪ったイングランドが33-7のリードでハーフタイムを迎えた。
後半もイングランドが攻守のパフォーマンスでウエールズを圧倒。37分にウエールズのベン・トーマスに2本目のトライを許すも、5トライ5ゴールを重ねたイングランドがトータルスコア68-14で大勝を収めた。途中出場で初キャップを得た20歳のFLヘンリー・ポロックは2トライをマークする鮮烈なデビューを果たした。
イングランドはBPを含む勝ち点5を加え、今大会で4勝1敗・勝ち点20の戦績を残し、暫定首位に浮上した。この結果により、優勝の可能性はイングランドとフランスのみに絞られた。ウエールズは5敗・勝ち点3で2年連続の最下位となった。