日本代表アシスタントコーチのデイビッド・キッドウェル氏、短期でレスター・タイガースに入閣。
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英・プレミアシップのレスター・タイガースが2月26日、日本代表のアシスタントコーチを務めるデイビッド・キッドウェル氏の入閣を発表した。
期間は今季終了まで(レギュラーシーズンは5月31日まで/上位4チームが進めるプレーオフは6月14日が決勝)。チームは現在4位につけている。
マイケル・チェイカHCとは、アルゼンチン代表でもヘッドコーチとアシスタントコーチの関係だった。
ラグビーリーグ出身でニュージーランド代表にも選ばれた元スター選手だ。13年にも及ぶプロキャリアを終えた後はコーチに転じ、12年間リーグでキャリアを重ねてきた。短期間だが、ニュージーランド代表HCも経験した。
2019年のW杯前にはスポットコーチとして日本代表の宮崎合宿にも帯同している。
その後はユニオンでの挑戦を決め、アルゼンチン代表のコーチンググループに入った。前回のW杯も経験した。
エディー・ジョーンズ氏の日本代表HC復帰に伴い、2024年からはジャパンのアシスタントコーチを務めている。ディフェンスが主な担当だ。
エディーHCは今回の件について、「デイブ(愛称)がチェイカから学ぶ絶好の機会と考えている」とコメント。
「コーチングというものは実際に指導することで上手くなっていく。デイブにチャンスを与えてくれたことに感謝している」と続けた。
チェイカHCは「以前ともに仕事をした経験から、彼が私たちの環境にどのようなプラスをもたらすかを知っています。それは選手だけでなく、コーチやスタッフにまで及ぶ。彼が経験と知識を伝え、改善を手助けすることができる」とコーチとしての才能を高く評価している。
キッドウェル本人は「マイケルと再びコーチングできる機会を与えてくれて感謝している。エディーには、できる限りのことを学び、日本代表に還元するように言われている」。昨季の日本代表は失点の多さが際立った。浮上のきっかけを掴む機会とできるか。