【リーグワン】イーグルス、ダイナボアーズとの神奈川ダービー制す。スクラムを軸に7トライを挙げ快勝。

　横浜キヤノンイーグルスと三菱重工相模原ダイナボアーズの神奈川ダービーとなった1月18日のリーグワン第5節。ニッパツ三ツ沢球技場でおこなわれた一戦は、イーグルスが7トライを挙げて47－21で快勝を収めた。

　この日のイーグルスはキックオフ直後からエナジーに満ちていた。スクラムの優勢を足がかりに相手陣でゲームを進め、次々にアタックでいい形を作り出す。そして13分、ゴール前で再三スクラムを押し込んで圧力をかけ、FKからの速攻でFB小倉順平が右中間に先制のトライを刻んだ。

　その後もイーグルのペースは続き、35分にはNO8アマナキ・レレイ・マフィの豪快なラインブレイクから一気にレッドゾーンへ前進。そのまま左オープンのスペースへ振ってWTB石田吉平がインゴールに飛び込む。SO田村優のコンバージョンも決まって14－0に。

　接点での劣勢から苦しい戦いを強いられたダイナボアーズも、前半終了間際にディフェンスでのペナルティ獲得から攻撃の機会をつかみ、懸命にボールを動かして攻めたが、イーグルスの堅守を崩しきるまでは至らず。得点を刻めないままハーフタイムを迎えた。

　後半も試合を支配したのはイーグルスだった。この日圧倒的優位を誇ったスクラムでペナルティをもぎ取り、右コーナーからのラインアウトモールで3分にトライを挙げると、12分にもP獲得→ラインアウトモールの同じパターンで追加点。これでスコアは26－0まで広がった。

　ダイナボアーズがようやく反撃に転じたのは17分だ。22㍍線内のラインアウトからFWでしつこく近場を攻め、最後は途中出場のNO8マリノ・ミカエリトゥウがフィニッシュ。しかしイーグルスもすかさず立て直し、25分に連続攻撃からLOコルマック・ダリーがトライラインを越えて31－7と引き離す。

　ダービーマッチとあってスコアが開いた後もお互いに最後まで懸命の攻防を続け、それぞれ2トライずつを挙げたところでフルタイム。47－21の最終スコアでイーグルスが勝ち点5を手にし、3勝2敗の勝ち点16として暫定順位で4位に浮上した。