女子 2025.01.18

【全国女子選手権・準決勝】リーグワン後の併催、3連覇めざす東京山九フェニックスが7トライで九州・ながと合同を制し決勝進出。

[ 編集部 ]
【全国女子選手権・準決勝】リーグワン後の併催、3連覇めざす東京山九フェニックスが7トライで九州・ながと合同を制し決勝進出。
キックとランで勝利に貢献したFB松田凜日[東京山九フェニックス]©︎JRFU

■第11回全国女子ラグビーフットボール選手権大会 準決勝
/1月18日@スピアーズえどりくフィールド(東京)
【東京山九フェニックス 41-13 九州・ながと合同】

 関東大会優勝チームの東京山九フェニックスと関西大会準優勝チームの九州・ながと合同(久留米大学女子ラグビークラブ、九州産業大学、ながとブルーエンジェルスの合同チーム)が対戦する全国女子選手権の準決勝は、リーグワンのS東京ベイ対BR東京戦終了後に同会場でおこなわれた。

 3連覇をめざす東京山九が序盤から攻勢をかける。FB松田凜日が50:22を成功させてトライライン前まで迫り、前半9分にこのラインアウトを起点としてPR柏木那月がポールの左に押し込んだトライで先制。CTB黒川碧のゴールも決まり、東京山九が7点を先取した。

 東京山九が19分のCTB古田真菜のトライで5点を追加した後、九州・ながと合同は26分にSO新野由里菜が約30メートルのPGを通して3点を返した。(3-12)

 31分には東京山九のFB松田凜日が自陣からキックカウンターで7人をかわし、約70メートルを走り切ってトライ(G)し、7点を追加。前半終了間際に九州・ながと合同が2本目のPGを決めて、19-6の東京山九リードでハーフタイムに突入した。

 九州・ながと合同は後半3分にキックチャージからFL中村知春がチーム初トライ(G)をマークし6点差に迫る。東京山九はここから圧力を高め、7分にHO小鍛治歩がラインアウトモールを起点とし、右中間でトライラインを割って7点を追加した。(26-13)

 その後も試合を優位に進めた東京山九が3トライを追加し、最終スコア41-13で勝利を収め決勝進出を決めた。2月2日の決勝(秩父宮ラグビー場)では、19日におこなわれるもう一つの準決勝、PEARLS 対 YOKOHAMA TKMの勝者と対戦する。

 東京山九の佐藤優奈キャプテンは、リーグワンとの併催で準決勝がおこなわれたことを「ありがたいです」と語った。

「ついででも良いので『観てみようかな』という人が残って、女子ラグビーのおもしろさを知って『応援しよう』という人が増えたらうれしいです。観客の皆さんがいると私たちもがんばれるので、ありがたかったです」と会場の雰囲気を振り返った。

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