セブンズ 2024.03.11

男子セブンズ日本代表、来季昇格への挑戦権獲得ピンチ。チャレンジャーシリーズ第2戦は10位

[ 編集部 ]
男子セブンズ日本代表、来季昇格への挑戦権獲得ピンチ。チャレンジャーシリーズ第2戦は10位
チリ戦でプレッシャーをかけられる福士萌起(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)


 かつて最高峰国際サーキットのワールドシリーズを経験したことがある7人制ラグビー“セブンズ”の男子日本代表だが、来季のトップグループ(HSBC SVNS 2025)昇格は厳しい状況になった。
 入替戦プレーオフへの出場権がかかる「ワールドラグビー HSBC セブンズ チャレンジャーシリーズ 2024」に参戦中だが、ウルグアイの首都モンテビデオで現地時間3月8~10日におこなわれた第2ラウンドで、男子セブンズ日本代表は10位に終わり、入替戦出場圏内のトップ4入りが遠ざかった。

 モンテビデオ大会で男子のプールBに入った日本は、初戦で香港に7-42と大敗。2戦目はメキシコに29-26と競り勝ったものの、同組最終戦は延長にもつれた末、チリに7-12で敗れ、準々決勝進出を逃した。
 そして、9位以下の順位決定トーナメントではメキシコと再戦し、44-0と圧倒したが、最終日の9位・10位決定戦ではジョージアに12-17で敗れた。
 ジョージア戦は追う展開となり、日本は後半3分、丸尾崇真のビッグゲインで敵陣深くに入り、すばやくつないで津岡翔太郎がトライを決め、12-12と同点に追いついた。しかし最後、約3分のがまん比べとなった攻防で、ジョージアにターンオーバーされた直後のスペースを突かれて決勝トライを許し、敗戦となった。

 1月にあったチャレンジャーシリーズ第1ラウンドのドバイ大会で5位だった日本は、各ラウンドの順位に基づいて付与されるシリーズポイントの合計は「15」となり、総合7位にダウン。4位とは11ポイント差がついた。残りは5月のミュンヘン大会(ドイツ)のみで、トップ4争いは厳しくなった。


<チャレンジャーシリーズ2024 男子 総合順位/第2ラウンド終了時点>
(シリーズ総合ポイント=第1ラウンド順位/第2ラウンド順位)

1位:ケニア(36 =第1R:1位/第2R:3位)
1位:ウルグアイ(36 =第1R:3位/第2R:1位)
3位:チリ(32 =第1R:2位/第2R:4位)
4位:ドイツ(26 =第1R:4位/第2R:5位)
4位:香港(26 =第1R:7位/第2R:2位)
6位:トンガ(18 =第1R:6位/第2R:7位)
7位:日本(15 =第1R:5位/第2R:10位)
8位:ウガンダ(14 =第1R:9位/第2R:6位)
9位:ジョージア(10 =第1R:8位/第2R:9位)
10位:ポルトガル(9 =第1R:10位/第2R:8位)
11位:パプアニューギニア(4 =第1R:11位/第2R:11位)
12位:メキシコ(2 =第1R:12位/第2R:12位)

【各ラウンドで付与されるポイント】
1位(20)、2位(18)、3位(16)、4位(14)、
5位(12)、6位(10)、7位(8)、8位(6)、
9位(4)、10位(3)、11位(2)、12位(1)

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