国内 2023.11.26

福岡工業大が中京大を下し、全国大学ラグビー選手権3回戦進出。

[ 編集部 ]
福岡工業大が中京大を下し、全国大学ラグビー選手権3回戦進出。
慌てることなく勝ち切った福岡工業大学。(@FRFU)


 第60回全国大学ラグビー選手権大会の2回戦が11月26日に福岡・ベスト電器スタジアムでおこなわれ、九州王者の福岡工業大学が1回戦から勝ち上がってきた中京大学(東海・北陸・中国・四国地区代表)を29ー21で下し、3回戦進出となった。

 序盤、フィジカリティを活かした中京大に勢いがあったが、がまんした福岡工業大は前半8分、ゴールに近づいて連続攻撃からSO山口翔永がディフェンス裏にキックでボールを転がし、相手の処理ミスもあって、それを確保したWTB讃井良太がトライを決め、先制した。
 13分にも敵陣深くに入ると、ラックから持ち出したLOサーフ・イライシアがショートサイドを突いてタックラーを倒し、インゴール左隅に押さえ追加点。ゴールキッカーのSH松本新大はコンバージョン連続成功で、14ー0とした。

 一方、25年ぶり15回目の全国大学選手権出場で2勝目を狙った中京大は、24分、ゴール前のスクラムでアドバンテージを得ると、こぼれ球を拾ったSH長田若椰がギャップを抜け、トライを奪い返した。

 しかし、福岡工業大はハーフタイム前、SH松本が40メートル超のペナルティゴールを決めて流れを引き戻す。17ー7で迎えた46分(後半6分)にはフリーキックからの速攻でゴールに迫り、LOイライシアがパワープレーで追加点を挙げた。さらに、61分にはWTB山口健太郎もファイブポインターとなり、点差を拡大。

 終盤、粘る中京大に2トライを許したものの、福岡工業大がリードを守りきった。

 勝った福岡工業大は、12月17日に大阪・ヨドコウ桜スタジアムでおこなわれる3回戦で、関西大学Aリーグの3位チームと対戦する。

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