ワールドカップ
2023.10.09
4度目のW杯を戦い終えた日本代表リーチ マイケル 「間違いなくこのチームは成長を続ける」
自身にとって4度目のラグビーワールドカップとなった2023年のフランス大会で、日本代表の6番をつけてプールステージの全4試合に先発出場し、全チームのなかで最多となる63回のタックルを放つなど、奮闘したリーチ マイケル。最後、アルゼンチン代表に敗れたあと、「ここまでの準備もよかったですけど、今日は相手の方が強かった。それがラグビーです」と振り返った。
前日は35歳の誕生日だった。元キャプテンで、世界トップクラスのハードワーカー。日本代表として獲得したキャップは歴代2位の「84」を数える。けがに苦しみ引退を考えた時期もあったが、両股関節などいくつも手術を重ねて復活し、今回もチームの柱となる頼もしい存在だった。
「大きな壁をまだまだ乗り越えないといけないと今日感じました。ただ、間違いなくこのチームは成長を続けると思います。(この4年間)最高の準備をできたし、ここまでの道のりも楽しかったです。最後の最後でみんなにいい結果を届けることができなくて残念ですけど、どんな結果であっても応援してくれたファンの皆さんに感謝しています。多くの選手がこのでかい壁を肌で感じたので、これからどう次のラグビーにつなげていくか、反省するところは反省して前向きに考えて準備したいと思います」
プライドをもって戦った。2大会連続の準々決勝進出はならず、大きな目標には届かなかったが、“ブレイブブロッサムズ”の一員として果敢にチャレンジしてきたことを誇りに思っている。
「日本ラグビーはここで終わりじゃないですし、この先も成長していきたいと思いますので、引き続き日本ラグビーを応援してください」