【サクラセブンズ】平野優芽が東北楽天イーグルス戦で始球式。大谷芽生はファンへメッセージ
仙台市の楽天モバイルパークには2万3950人のファンが集まっていた。7月8日、同スタジアムでは多くの人たちがサクラセブンズの存在を知った。
東北楽天イーグルス×福岡ソフトバンクホークスの始球式に平野優芽、大谷芽生(ともに、ながとブルーエンジェルス所属)が臨んだ。
大谷は試合前にファンへ挨拶し、平野はマウンドに立ち、白球を投じた。
ラグビー女子日本代表のオフィシャルスポンサーである青南商事は、毎年、東北楽天イーグルスのホームゲームで「SEINANデー」を実施している。
同社は女子ラグビー選手を毎年このイベントに招いている。
2016年に始めたSEINANデーの始球式には、これまで多くの選手たちが参加。女子ラグビーの存在を楽天ファンに印象付けている。
初年度は清水麻有が投げた。
その翌年から昨年まで、齊藤聖奈、堤ほの花、藤本麻依子、佐藤優奈、マテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ、堤(2回目)がマウンドに立ってきた。
この日ふたりは、試合前にFMラジオ(Rakuten.FM TOHOKU)出演、スタジアム正面のステージでのトークショーに出演した。
プレーボール前、大谷はグラウンドでマイクを持ち、パリ五輪出場へ向けての気持ちをファンに伝えた。
その後マウンドに立った平野は、福岡ソフトバンクホークスのトップバッター、中村晃と対峙した。
投じた球はショートバウンドで捕手、太田光のキャッチャーミットに収まる。スタンドから大きな拍手が届いた。
大役を終えた平野は、ホッとした表情で、「練習では、もうちょっといいボールを投げられていたのですが」と話した。
「お客さんも多く、マウンドからも(そのファンの)顔が見えて、緊張しました」
滅多にない経験をして度胸もついただろう。
「素晴らしい機会でした。(予選を突破して)パリ五輪に行けるように頑張ります」と続けた。
大谷は、「(平野が)練習しているところを見ていたので、私も緊張しました」と話し、堂々とした投球について「よかった」と笑顔を見せた。
来年は、この地に誰がやって来るだろう。
楽天イーグルスファンは、年に一度のこのイベントを楽しみにしている。