女子 2023.07.11

女子日本代表がスペイン遠征初戦に勝利 長田主将「準備してきたことを発揮できた」

[ 編集部 ]
女子日本代表がスペイン遠征初戦に勝利 長田主将「準備してきたことを発揮できた」
ディフェンスも勝因となった女子日本代表。タックルしている選手はラベマイまこと (C)JRFU


 スペインへ遠征している女子日本代表(世界ランキング11位)が現地時間7月9日、マドリードで、ツアー第1戦として女子スペイン代表(同12位)と親善試合をおこない、計8トライを挙げ44-12で勝った。

 7番で先発した長田いろはキャプテンは、「自分たちが準備してきたことを発揮できました。特にセットプレーからのアタックで、一つひとつのプレーを丁寧にすることでトライにつながったと思います。また、ボールをスペースに運ぶことで相手にプレッシャーをかけ続けることができました」と振り返る。しかし、ハンドリングエラーなどの小さなミスが目立った場面もあったようで、「うまくいかないときに焦らず、がまんしてアタックし続け、自分たちのスタンダードを80分発揮し続けたいです。組織的なアタック、ディフェンスで相手にプレッシャーをかけ続け、次も勝ちたいと思います」とコメントした。

 そして、自身もトライを決めるなど奮闘したLO吉村乙華は、「キックを使って前に出て、私たちらしいディフェンスでプレッシャーをかけられたことが勝因だと思います。個人的には、課題としていたフットワークを使って、足をかき、もがき続けることができたことがトライにつながったと思います」とコメント。反省点としては、「キック後やトランジションが起きた時に、横とのコネクトが途切れてしまったり、アタックのサポートの寄りが遅くボールリサイクルがうまくいかなかったので、精度を上げていかなければならないと感じました。今回勝利はしましたが、納得のいく内容ではなかったので、私たちらしいプレーができるようサクラフィフティーンのスタンダードにもう一度フォーカスして準備していきます」と述べ、次の試合に臨む。

 ツアー最後となる女子スペイン代表との第2戦は、現地時間15日にグアダラハラで、キャップ対象のテストマッチとしておこなわれる。

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