国内 2023.05.22
今季リーグワンのMVPは立川理道、新人賞は長田智希が受賞。ベスト15に木田晴斗ら選出。

今季リーグワンのMVPは立川理道、新人賞は長田智希が受賞。ベスト15に木田晴斗ら選出。

[ 編集部 ]
功労賞受賞のスピーチも落ち着いていてユーモアがあった久富雄一(撮影:松本かおり)

 また、リーグワンに所属する全23チームの選手によって選ばれる「プレーヤーズ・チョイス・プライズ」もあり、対戦相手として、最も苦しめられた選手に贈られる賞「プレーヤー・オブ・ザ・シーズン」は、D1がクワッガ・スミス(静岡ブルーレヴズ)、D2はパブロ・マテーラ(三重ホンダヒート)、D3は吉澤太一(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)が受賞している。
 数字には表れない、実際に受けたタックルから選ぶベストタックラーに贈られる賞「ゴールデンショルダー」は、D1は2季連続で山本凱(東京サントリーサンゴリアス)が選ばれ、D2はジミー・トゥポウ(浦安D-Rocks)とパブロ・マテーラ(三重ホンダヒート)、D3はコルビー・ファインガア(九州電力キューデンヴォルテクス)が初受賞した。

 そして功労賞は、トップリーグのリーグ戦とリーグワンの公式戦出場数が通算177試合となり歴代最多出場記録を更新し、最年長出場記録も44歳5カ月10日に伸ばした久富雄一(日野レッドドルフィンズ)が受賞した。
 元日本代表PRでもある経験豊富な久富は、「選考していただいた関係者の方々、本当にありがとうございます。リーグワンに関わっている皆様、ファンの皆様、そして何より、頑丈に産んでくれた両親に感謝したいと思います。よく、長くやる秘訣を訊かれるんですけど、特に変わったことはしていません。自分でしっかり考えて、当たり前のことを当たり前にやる。それだけをやってきたつもりです。一つ挙げるなら、自分は結構ジャンクな物が好きで、菓子パンとかいっぱい食べるんですけど、もしかしたら、そういう添加物が自分の体に合ったのかなと思ってます(笑)。もしかしたら、来年もこの賞をいただきに来るかもしれないので、そうなったらよろしくお願いします」と語り、大きな拍手を浴びていた。

 優秀ヘッドコーチ賞は、D1は、2016年からクボタスピアーズの指揮官となって今季初優勝に導いたフラン・ルディケ ヘッドコーチが受賞。D2は、三重ホンダヒートを率いて来季D1昇格を達成した上田泰平ヘッドコーチ、D3は、優勝とD2昇格を果たしたNTTドコモレッドハリケーンズ大阪のマット・コベイン ヘッドコーチが選ばれた。

 そして、優秀なレフリーに贈られるベストホイッスル賞は、史上最年少の19歳で日本協会A級公認レフリーとなり、経験を重ね、現在、早稲田大学4年生でもある古瀬健樹レフリーが初受賞となった。
 古瀬レフリーは「リーグワンに関わるすべての方々、チーム関係者の皆様、そして、シーズン一緒に活動してきたすべてのレフリーの皆様に感謝申し上げたいと思います。リーグワンレフリー全員で、さらにリーグ全体を盛り上げられるように、これからも成長を続けてまいりたいと思います」とコメントした。

ベストホイッスル賞を受賞した古瀬健樹レフリー(撮影:松本かおり)

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