ブラックラムズがグリーンロケッツ圧倒で暫定6位に。2部と3部では首位チームが大勝。
上位チーム相手に競りながらも惜敗が続き、第9節終了時点で9位だったリコーブラックラムズ東京だが、3月4日、千葉・柏の葉公園総合競技場で11位のNECグリーンロケッツ東葛を54-7と圧倒し、暫定6位に浮上した。
一方、先週に連敗を7で止めたグリーンロケッツだが、今季初の連勝とはならなかった。
前半6分にグリーンロケッツの選手が危険なプレーで10分間の退出を命じられ、数的有利となったブラックラムズは10分、ゴール前でPKを得ると、サインプレーを決めてWTBネタニ・ヴァカヤリアが抜け、先制した。15分には自陣深くに入られながらも相手のラインアウト失敗でスクラムを組むと、ボールを動かしてWTBメイン平がショートサイドをゲインし、サポートしたSH高橋敏也がハーフウェイからゴールへ走りきり、追加点となった。
一方、グリーンロケッツは20分、ラインアウトからモールで押し込み得点。
しかし、ブラックラムズは5分後、NO8ネイサン・ヒューズ、LOファカタヴァ タラウ侍と力走が続いてチャンスとなり、快足のヴァカヤリアが左外を振りきって再び点差を広げた。流れを引き戻したブラックラムズは、29分にはラインアウトからの攻撃でSH高橋がフィニッシャーとなり、37分にはドライビングモールに対して相手の不当なプレーがあり、ペナルティトライを獲得した。
35-7で折り返したブラックラムズは、58分(後半18分)にはFBマット・マッガーンがカウンターで大きくゲインし、キックボールをチェイスしたSOアイザック・ルーカスが得点。その後も2トライを追加し、大勝となった。
同日、ディビジョン2では東京・江東区夢の島競技場で第7節の1試合がおこなわれ、首位の浦安D-Rocksが4位の清水建設江東ブルーシャークスを59-0と完封し、開幕から7連勝となっている。ブルーシャークスはこれで2勝5敗。
ディビジョン3は第9節の2試合が広島県でおこなわれ、首位のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪は福山通運ローズスタジアムで最下位のマツダスカイアクティブズ広島を72-24と圧倒。レッドハリケーンズはこれで6勝1敗、スカイアクティブズは1勝6敗となった。
そして、バルコムBMWラグビースタジアムでは2位の九州電力キューデンヴォルテクスと4位の中国電力レッドレグリオンズが対戦し、キューデンヴォルテクスが50-19で“電力ダービー”を制している。キューデンヴォルテクスはこれで6勝2敗、レッドレグリオンズは2勝5敗となった。