静岡ブルーレヴズが今季初勝利。堅守とハードワークでNECグリーンロケッツ東葛を完封。
リーグワン2022-23で健闘しながらも白星をつかめていなかった静岡ブルーレヴズが、第6節でようやく今季初勝利を挙げた。ホームのヤマハスタジアムで1月29日、NECグリーンロケッツ東葛に21-0で勝ち、ファンからの祝福の拍手に包まれた。
ブルーレヴズはこの試合でもハードなディフェンスを繰り返した。第2節から4連敗で同じく勝利に飢えていたグリーンロケッツの攻撃を何度も封じた。
前半9分、ブルーレヴズはゴール前中央のスクラムから、主将のNO8クワッガ・スミスがサイドアタックでタックラーを弾き、ラインを越え先制した。
16分にグリーンロケッツ主将のWTBレメキ ロマノ ラヴァがこぼれ球を手にしてビッグゲインしたが、ブルーレヴズは戻って止め、得点を許さなかった。
グリーンロケッツも粘り強いディフェンスを続け、ブルーレヴズはなかなか追加点を奪えなかったが、相手が反則の繰り返しでイエローカードを提示され、数的有利だった42分(後半2分)、HO日野剛志のルーズボール確保からアタックを継続し、CTBヴィリアミ・タヒトゥアのゲインもあって敵陣深くに入り、つないでFLジョーンズ リチャード剛が右隅にトライを決めた。
その後もブルーレヴズは堅守で引き締まり、56分には自陣深くのターンオーバーからボールを手にしたWTBマロ・ツイタマがタックラーを振りきってゴールへ駆け抜け、リードを拡大。SO清原祥は厳しい角度からでも連続でコンバージョンを決め、貴重な2点を重ねた。
今季初勝利を目指してチーム全員がハードワークしたブルーレヴズ。59分にはゴールに迫ったグリーンロケッツを、身長167センチ、体重76キロの新人FB山口楓斗が勇敢なタックルで止めた。
何度も攻め込んだグリーンロケッツに対して、ブルーレヴズはターンオーバーを連発したクワッガ・スミス主将を筆頭に堅守を貫き、終盤に1人少なくなりながらも無失点で、勝利をつかんだ。