三重ホンダヒートが大物2人獲得　アルゼンチンの英雄マテーラと豪代表バンクスが新加入

　ジャパンラグビーリーグワン2022-23をディビジョン2で戦う三重ホンダヒートが、世界的プレーヤー2人を獲得した。昇格へ向けて大きな戦力となりそうだ。

　ひとりは、アルゼンチン代表のバックローとして80キャップ以上重ね、現在開催されているザ・ラグビーチャンピオンシップ（南半球4か国対抗戦）でも活躍中のパブロ・マテーラだ。2019年のワールドカップではアルゼンチン代表のキャプテンを務め、パワー満点で激しいハードワーカーとして知られるマテーラは、今年はニュージーランドの強豪クルセイダーズの一員としてスーパーラグビー・パシフィック優勝に貢献していた。
　そしてこのたび、ヒートに新加入してリーグワンに参戦することを決めた29歳のマテーラは、「私は成長を続ける日本ラグビーの長年のファンであり、その環境下で自身を試すことは、かねてからの目標でもありました。三重ホンダヒートやヒートのファンの方々に良い結果をもたらせるよう、自分の役割を果たすつもりです。家族とともに日本で新しい経験をし、新しいチームメイトとピッチを共にできる日が今から待ち遠しいです」とコメントした。

　もうひとりはエキサイティングなアウトサイドバックで、オーストラリア代表として20キャップを持つトム・バンクスも三重ホンダヒートの新戦力となる。これまでブランビーズのフルバックとして活躍し、ウィングも可能でスーパーラグビーの経験も豊富なバンクスは、オーストラリア屈指のラインブレイカーであり、キックスキルも高い。7月のイングランド代表戦で負傷してしまったが、12月から開催されるジャパンラグビーリーグワンでは元気な姿を見せてくれそうだ。
　28歳のバンクスは、「三重ホンダヒートはエキサイティングなラグビーを展開するチームで、私もそのチームの一員になれることを楽しみにしております。全ての選手、スタッフ、そしてファンの皆様にお会いできることを心待ちにしており、チームがディビジョン1に昇格できる力になれるよう、全力を尽くしてまいります」と意気込みを述べた。