国内 2022.09.09

南ア代表経験した快足ウィングら3選手、清水建設江東ブルーシャークスに新加入。

[ 編集部 ]
南ア代表経験した快足ウィングら3選手、清水建設江東ブルーシャークスに新加入。
サージャル・ピーターセン。写真は2018年に南ア代表として欧州遠征に参加したとき(Photo: Getty Images)


 ジャパンラグビーリーグワンでディビジョン2に昇格した清水建設江東ブルーシャークスが9月9日、2022-23シーズンへ向けて新たに獲得した3選手を発表した。

 注目は、南アフリカ代表“スプリングボックス”に招集されたことがあるサージャル・ピーターセンだ。10代時に100メートルを10秒台前半で走り、陸上競技の国際ユース大会にも出場したことがあるスピードランナーで、ラグビー選手としては18歳でプロデビュー。2016年にスプリングボックスに選ばれてバーバリアンズ戦に出場し、南ア国内リーグのカリーカップでトライ王になった2018年にも南ア代表としてヨーロッパ遠征に参加した。
 そして、昨シーズンはストーマーズのウィングとしてユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ(アイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリア、南アフリカのクラブが参戦するプロリーグ)優勝に貢献し、8月上旬には日本行きが南アメディアで報じられていた。
 28歳で新たな挑戦をするピーターセンは、「ブルーシャークスの一員になれたことに感謝しています。これからチームメイトやファンの皆様と一緒に上を目指してチャレンジしてきます。今はシーズンが待ち遠しいです。チームに貢献し、勝利できるよう頑張ります」とコメントした。

ハイランダーズでは控え選手だったケイン・ハミントンだが、プロ歴10年以上(Photo: Getty Images)

 そして、チーフスやハイランダーズなどでプレーし、スーパーラグビー通算50試合以上出場経験がある元U20ニュージーランド代表のケイン・ハミントンもブルーシャークスの新メンバーとなる。
 31歳のハーフバックであるハミントンは、「ブルーシャークスの一員となり、とても興奮しています。チームの仲間たちと力を合わせて、エキサイティングなラグビーで、ファンの皆さんに誇りに思っていただけるよう頑張ります」と決意を述べた。

レベルズで出場チャンス少なかったトーマス・ノーランは日本での飛躍を目指す(Photo: Getty Images)

 オーストラリアからも加わり、メルボルン・レベルズなどでプレーしていた24歳のトーマス・ノーランもブルーシャークスでの奮闘を誓う。
 身長199センチ、体重121キロのロックであるノーランは、「チームのハードワークと勝利への意欲に感銘を受けています。プロになる前には、オーストラリアにてエンジニアと建設業を経験しており、再びこの業界に携わることができるのはとても素晴らしく感じています。今シーズン、チームと一緒に頑張ることを楽しみにしています」とコメントした。

PICK UP