サンゴリアス、ブレイブルーパス、ブラックラムズも参加する「TOKYO UNITE」が始動
ラグビーの東京サントリーサンゴリアス、東芝ブレイブルーパス東京、リコーブラックラムズ東京は7月7日、東京をホームタウンとする14のスポーツチーム・団体が協力しあい、新たな価値を生み出すために発足したプロジェクト「TOKYO UNITE」に参加することが決定したと発表した。
「TOKYO UNITE」は、東京をホームタウンとする14のスポーツチーム・団体が、競技の壁を越えて協力し合い、新たな価値を生み出すことを目的とした社会イノベーションおよびコ・マーケティングプロジェクト。14のチーム・団体が相互に知見やノウハウを共有することで、東京におけるスポーツの発展やブランディング向上に寄与していくほか、東京が抱えるさまざまな社会課題と向き合い、関係するステークホルダーと連携し、アクションを起こしていく。また、「TOKYO UNITE」に参加するチームのファン層の拡大、およびファンが通年でスポーツ観戦やスポーツを介したさまざまな体験を楽しめる環境づくりを実現するという。
【主な活動内容】
1.参加チーム・団体による相互マーケティング
東京におけるスポーツ観戦をもっと楽しくするために、14のチーム・団体が課題の共有や、それぞれが持つソリューションを提供し合うことで連携・協力を深めていく。チーム同士のコラボレーションや共同でのプロモーション、イベントの実施などにより、ファンが通年でスポーツを楽しめる環境づくりを実現していく。
2.共同でのグッズ開発、店舗等での販売
14チーム・団体として共同で観戦グッズやアパレル商品などを開発していく。東京を代表するカルチャーおよびコンテンツとのコラボレーショングッズなども展開し、新たな魅力を醸成する。2023年からはそれらの商品を販売するリアル店舗を都内にオープンするべく準備を進めていく。
3.社会課題と向き合い、発信やアクションを起こしていく
スポーツの体験イベントなどを開催し、子どもたちがスポーツをできる環境、機会をひろげていく。また、相対的貧困などさまざまな困難を抱える子どもたちへの支援、情報発信をおこなっていく。東京都が取り組む「こどもスマイルムーブメント」とも連携する。
【プロジェクト発足の意図】
■世代・種目の壁を越えた、東京のスポーツファンの繋がりを形成する
TOKYO UNITEは、これまで難しかった各競技間での連携、さらには世代を超えた相互のファンが壁を越えて、他競技のファンにもなっていくことを実現したいと考え発足したプロジェクト。
■東京のプロスポーツチーム全体のブランドアップを実現し、世界都市TOKYOをホームとするチームの価値を向上させる
東京、そして日本を代表するさまざまなカルチャーと東京をホームタウンとするスポーツチーム・団体がコラボレーションをすることで、各チームの価値、ブランドアップを実現し、海外からも注目を集めることを狙いとする。
■世界都市TOKYOの一員として、グローバルなムーブメントにも関与していく
東京オリンピック・パラリンピックでも大きな注目を集めた「ダイバーシティ&インクルージョン」、そしてSDGsの取り組み等、グローバルなムーブメントと連動することで、世界都市TOKYOをスポーツの観点からアピールできるものと考えている。
■東京が抱える社会課題についての問題提起、地域コミュニティへの参加
参加チーム・団体が一丸となることで、大きな発信力が生まれていくものと考えている。その力は、ホームタウンである東京が抱える社会課題についての発信やアクション、地域コミュニティの活性化などに寄与できると考えている。
【TOKYO UNITEのビジョン/ミッション/バリュー】
■ビジョン(TOKYO UNITEが描く将来像)
・子どもたちがあらゆる可能性を持てる社会に。
・TOKYOを、世界でもっともエネルギーに満ちた都市に。
■ミッション(TOKYO UNITEの目的)
・東京のさまざまなカルチャー、クリエイターらとコラボレーションをすることで、東京の魅力を最大化させる。
・子どもたちがスポーツをできる環境、機会をひろげ、行動するきっかけをつくる。また、さまざまな困難を抱える子どもたちをサポートするために、発信等に取り組んでいく。
■バリュー(TOKYO UNITEの行動基準)
・参加する14チーム・団体、そして関係するさまざまなステークホルダーとフラットで持続性のある関係をつくり、「コレクティブ・インパクト」(さまざまな立場の関係者が、組織の壁を越えて社会問題を解決するアプローチ)を生み出す。
・多様性(ダイバーシティ&インクルージョン)を尊重し、さまざまな人がまじりあう拠点でありつづける。