人気者がやってくる。デクラーク(南アフリカ代表SH)の横浜キヤノンイーグルス入団、正式発表
2019年ワールドカップ(以下、W杯)で頂点に立った南アフリカ代表の9番が、感激の瞬間を迎えた場所に帰ってくる。
6月1日、横浜キヤノンイーグルスが南アフリカ代表キャップ36を持つSHフランソワ(ファフ)・デクラークの獲得を発表した。
以前、現地メディアがNTTドコモレッドハリケーンズへ加入予定と報じたことがあった。
しかし関係者によると、複数の獲得希望チームはあったものの、本人は当初から横浜への入団を希望し、合意。今回の正式発表となった。
南アフリカ・ネルスプロイト出身の30歳。170センチ、88キロの体躯で、攻守とも攻撃的にプレーする。
2017-2018年シーズンから英・プレミアシップのセール・シャークスに所属。2021-2022年シーズンも13試合でピッチに立った(欧州チャンピオンズカップを含む)。
入団にあたり、本人は下記のようにコメントを出した。
「横浜キヤノンイーグルスのような素晴らしいチームの一員になる機会をいただいたことにとても興奮しており、感謝しています。 2019年のラグビーワールドカップ以降、いつか日本でプレーしたいと思っていました。それが現実となった今、いち早くチームメイトやコーチ陣の輪に加わり、チームに対してもインパクトを与えていければと考えています。日本の素晴らしい文化に触れること、パートナーやチームメイト、そして日本のラグビーファンの皆様と過ごせる全ての時間を楽しみにしています」
永友洋司GMも、「2019年ラグビーワールドカップ日本大会で活躍したデクラーク選手が、そのレガシーが残る横浜をホストエリアとするイーグルスに入団することを大変喜ばしく思います」と歓迎する。
「彼の持ち味でもある強気のプレーでチームを引っ張り、イーグルス、そして日本ラグビー界を盛り上げてくれると信じています。そして、デクラーク選手のプレーをみた子供達が、彼の様になりたいと夢を持ってくれる事を願います」
沢木敬介監督も、「デクラーク選手の入団を心から歓迎します。イーグルスが目指す、『Exciting&Quality Rugby』を体現してくれる選手と確信しています。プレーは勿論の事、あらゆる面でトップクラスのロールモデルとなり、チームの基準を引き上げてくれると思います」と期待を寄せている。