その他 2022.06.01

トンガサムライXVにレメキ、イシレリ、バツベイらが選出！　6月11日に日本代表候補と対戦

［編集部］

【キーワード】トンガ王国, TONGA SAMURAI XV, トンガサムライフィフティーン

トンガサムライXVにレメキ、イシレリ、バツベイらが選出！　6月11日に日本代表候補と対戦 — トンガのヴァイオラ出身である中島イシレリ。日本代表として2019年W杯でも活躍（撮影：松本かおり）

　6月11日に東京・秩父宮ラグビー場で開催されるチャリティーマッチに出場する、TONGA SAMURAI XV（トンガサムライフィフティーン）のスコッドが発表された。日本代表候補メンバーを中心に編成されるEMERGING BLOSSOMS（エマージングブロッサムズ）と対戦する。この試合は、今年1月に発生したトンガ北部海底火山の大規模な噴火によって甚大な被害を受けたトンガ王国に対し、被災地の復興支援など、中長期的な支援を目的として計画されたもの。トンガサムライフィフティーンは、リーグワンなど日本でプレーするトンガ出身選手、トンガにルーツを持つ選手たちで編成され、日本の文化、武士道精神、そしてトンガの誇りを胸にプレーする。

　メンバーには日本代表キャップ保持者であるレメキロマノラヴァ（NECグリーンロケッツ東葛）や中島イシレリ（コベルコ神戸スティーラーズ）、バツベイシオネ（クボタスピアーズ船橋・東京ベイ）、パエアミフィポセチ（NTTドコモレッドハリケーンズ大阪）らが名を連ね、トンガ代表プロップとしてワールドカップ出場経験があるシラ・プアフィシ（花園近鉄ライナーズ）なども選出された。

日本代表として16キャップを持つレメキロマノラヴァ。両親がトンガ出身（撮影：松本かおり）

　かつて日本代表でも活躍したトンガ出身のレジェンドで、今回、トンガサムライフィフティーンを率いるラトゥウィリアム志南利監督は、「チーム編成にあたっては、かなり悩みました。そんな中で、クボタスピアーズのバツベイシオネをキャプテンとして、ベテランと若手を組み合わせたチームができました。ほとんどの選手たちは高校、大学から長く日本で暮らして、日本のチームで頑張っている選手です。いわば、日本に育ててもらった選手たちです。将来日本代表にもなれる実力をもった選手たちもたくさんいます。トンガの選手一人一人は、『トンガ王国の復興のために力になりたい、そしてお世話になった日本に恩返したい』、そういう熱いハートをもってチャリティーマッチに出場します。当日の試合はトンガ王国でもテレビ中継されます。トンガ王国には復興に向かう勇気を与え、日本の皆様には恩返しの気持ちをお伝えできるよう、全力でプレーします。どうか最後までお楽しみください」とコメントした。

　なお、トンガサムライフィフティーンは、ラグビーワールドカップ2019日本大会でトンガ代表が事前キャンプをおこなった高知県で6月5日から合宿に入り、合宿期間中の一部トレーニングは一般公開される（詳しくは日本ラグビー協会公式サイトをご確認ください）。