国内 2022.05.10

得点王はマッケンジー、最多トライはライリーと山下楽平、ベストラインブレイカーは根塚洸雅。

[ 編集部 ]
得点王はマッケンジー、最多トライはライリーと山下楽平、ベストラインブレイカーは根塚洸雅。
7トライ、48コンバージョン、20PGで得点王となったダミアン・マッケンジー(Photo: Getty Images)


 「NTTジャパンラグビー リーグワン2022」はレギュラーシーズンが終了し、ディビジョン1はリーグ戦全16節の個人成績により、得点王、最多トライゲッター、ベストラインブレイカーが決定した。

 得点王になったのは東京サントリーサンゴリアスのFB/SOダミアン・マッケンジー。12試合に出場してキッカーも務め、7トライを含め191得点を記録した。
 昨シーズン(トップリーグ2021)は、マッケンジーが加入する前にサンゴリアスを司令塔としてけん引したボーデン・バレットが得点王に輝いており、注目されたワールドクラスのオールブラックス(ニュージーランド代表)が2季連続で期待通りの活躍を見せた。

187センチ、102キロでスピードとパワーを兼ね備えるディラン・ライリー(Photo: Getty Images)

 最多トライゲッターは2人で、埼玉パナソニックワイルドナイツのCTBディラン・ライリーとコベルコ神戸スティーラーズのWTB山下楽平が11トライを挙げ、どちらも6月から本格始動する2022年度日本代表候補に選出された。
 ライリーは昨年のトップリーグ(前身の国内最高峰リーグ)でも活躍してベストフィフティーンに選出されるなど注目を集め、10月のオーストラリア戦で日本代表デビューを果たし、4キャップを獲得している。
 山下は2014年度のトップリーグで最多トライゲッター賞、ベストフィフティーン、新人賞と3冠に輝いており、30歳で再び脚光を浴びた。

2014年度トップリーグに続き2度目の最多トライゲッターとなった山下楽平(撮影:牛島寿人)

 そして、ベストラインブレイカーとなったのは、クボタスピアーズ船橋・東京ベイで今年デビューし、WTBとして10試合に先発して剛脚を披露した根塚洸雅だ。
 根塚はラインブレイク(ディフェンスラインをランニング、キック、インターセプトで突破した回数)を22回記録し、アイザック・ルーカス(ブラックラムズ東京)やイズラエル・フォラウ(シャイニングアークス東京ベイ浦安)など出場試合数が多かった外国出身のスターたちも上回った。
 23歳の新星である根塚も2022年度日本代表候補に選ばれており、ますます注目が集まる。

スピードスターの根塚洸雅。173センチ、82キロと小柄だが身体は強い(撮影:高塩 隆)

 なお、ディビジョン2では、優勝した花園近鉄ライナーズの選手が得点・トライ数とも最多を記録し、SOクウェイド・クーパーが80得点、WTB片岡涼亮と、2022年度日本代表候補にも選ばれたLOサナイラ・ワクァがトップタイの11トライを挙げている。

 ディビジョン3では、清水建設江東ブルーシャークスのFBコンラッド・バンワイクが最多の100得点を記録し、豊田自動織機シャトルズ愛知のWTB/CTB齊藤大朗は第3節(vs 中国電力レッドレグリオンズ)での5トライを含め最多の10トライを挙げチームの優勝に貢献した。

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