日本代表 2022.05.09

堀江、立川のジャパン復帰に期待高まる 根塚、竹山、中尾らも日本代表候補入り

[ 編集部 ]
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堀江、立川のジャパン復帰に期待高まる 根塚、竹山、中尾らも日本代表候補入り
今年のリーグワンで大活躍中の根塚洸雅。23歳の新星(撮影:松本かおり)


 日本ラグビー協会は5月9日、2022年度の男子15人制日本代表候補選手63人(FW 36・BK 27)を発表した。
 ラグビーワールドカップ2023フランス大会まであと1年4か月。今夏にはテストマッチを4試合予定しており、6月には来年のワールドカップ出場権を獲得しているウルグアイ代表と戦い(18日:秩父宮、25日:北九州)、7月には今年のヨーロッパ王者である世界ランキング2位のフランス代表に挑む(2日:豊田、9日:国立)。

 66キャップを持つHOの堀江翔太が選出され、日本中を興奮させた2019年ワールドカップ以来の代表復帰が期待される。インターナショナルゲームから離れ充電していた36歳のベテランは、所属する埼玉パナソニックワイルドナイツの中心選手として今年のリーグワンでも大きな存在感を示している。

リーグワン2022で大活躍し、日本代表復帰が期待される堀江翔太(撮影:松本かおり)

 そして、2018年のジョージア戦を最後にテストマッチから遠ざかっている55キャップのCTB立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)もリーグワンでのパフォーマンスが評価され、今回のリストに名を連ねた。2019年のワールドカップスコッドからは外れた立川だが、32歳になったいまもチャレンジ魂は衰えていない。

苦い経験も積んで、心技体が充実している立川理道(撮影:松本かおり)

 ニューフェイスでは、PRの岡部崇人、津嘉山廉人、LOのサウマキ アマナキ(以上、横浜キヤノンイーグルス)、辻雄康(東京サントリーサンゴリアス)、サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)、FLの嶋田直人(イーグルス)、下川甲嗣(サンゴリアス)、セル ジョセ(ライナーズ)、SOの中尾隼太(東芝ブレイブルーパス東京)、李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)、WTBの竹山晃暉(ワイルドナイツ)、根塚洸雅(スピアーズ)、山下楽平(スティーラーズ)らが選ばれた。

202センチ、120キロと大型で、走力も高いサナイラ・ワクァ(撮影:松本かおり)
特に注目されるポジションのSOで、若手有望株のひとりである中尾隼太(撮影:松本かおり)

 ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチは、「今回のメンバー選考では、経験、潜在能力その他の適切なバランスを見極めるとともに、我々のプレースタイルを補完する能力と姿勢を持ち、かつ我々のスタイルを進化させる可能性を持つ選手を探しました。シニアプレーヤーは、経験豊富なチームのバックボーンとして重要な役割を担っていますが、同時に若いプレーヤーを指導し、導く役割も担っています。新しい選手には、ステップアップして自分の力を発揮し、チームに新たな一面をもたらす機会を得ることを期待しています。 2023年のラグビーワールドカップを見据え、世界の強豪を相手にラグビーにさらに磨きをかけ、どのチームにも挑戦できるような最高のポジションに身を置くことが、私たちのセレクションのすべてです」とコメントした。

 なお今回、HO庭井祐輔(イーグルス)、PR具智元(スティーラーズ)、LO小瀧尚弘(スティーラーズ)、LOジェームス・ムーア(NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス東京ベイ浦安)、FL/NO8福井翔大(ワイルドナイツ)、SO松田力也(ワイルドナイツ)、SO小倉順平(イーグルス)、CTB中村亮土(サンゴリアス)、FB/WTB松島幸太朗(クレルモン・オーヴェルニュ)、FB/WTBセミシ・マシレワ(ライナーズ)は、コンディションの都合により選考対象外となった。

BKからFWに転向し、成長し続けるサウマキ アマナキ(撮影:松本かおり)

<2022年度 男子日本代表候補>

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淺岡 俊亮(トヨタヴェルブリッツ/―)
稲垣 啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ/39 caps)
ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ/20 caps)
岡部 崇人(横浜キヤノンイーグルス/―)
垣永 真之介(東京サントリーサンゴリアス/10 caps)
北川 賢吾(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/3 caps)
木津 悠輔(トヨタヴェルブリッツ/3 caps)
津嘉山 廉人(横浜キヤノンイーグルス/-)
クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ/6 caps)
森川 由起乙(東京サントリーサンゴリアス/―)

【HO】
坂手 淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ/27 caps)
中村 駿太(東京サントリーサンゴリアス/―)
橋本 大吾(東芝ブレイブルーパス東京/2 caps)
堀江 翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ/66 caps)
堀越 康介(東京サントリーサンゴリアス/4 caps)

【LO】
秋山 大地(トヨタヴェルブリッツ/―)
大戸 裕矢(静岡ブルーレヴズ/4 caps)
ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ/6 caps)
サウマキ アマナキ(横浜キヤノンイーグルス/―)
辻 雄康(東京サントリーサンゴリアス/―)
ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京/1 cap)
長谷川 崚太(埼玉パナソニックワイルドナイツ/―)
ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪/18 caps)
サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ/―)

【FL】
ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ/2 caps)
嶋田 直人(横浜キヤノンイーグルス/―)
下川 甲嗣(東京サントリーサンゴリアス/―)
セル ジョセ(花園近鉄ライナーズ/―)
古川 聖人(トヨタヴェルブリッツ/2 caps)
山本 浩輝(東芝ブレイブルーパス東京/5 caps)
ピーター“ラピース”・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/13 caps)
リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京/72 caps)

【NO8】
テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス/9 caps)
德永 祥尭(東芝ブレイブルーパス東京/15 caps)
姫野 和樹(トヨタヴェルブリッツ/22 caps)
ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/2 caps)

【SH】
小川 高廣(東芝ブレイブルーパス東京/2 caps)
齋藤 直人(東京サントリーサンゴリアス/6 caps)
茂野 海人(トヨタヴェルブリッツ/13 caps)
中嶋 大希(コベルコ神戸スティーラーズ/2 caps)
流 大(東京サントリーサンゴリアス/27 caps)

【SO】
田村 優(横浜キヤノンイーグルス/ caps)
中尾 隼太(東芝ブレイブルーパス東京/―)
山沢 拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ/3 caps)
李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ/―)

【CTB】
梶村 祐介(横浜キヤノンイーグルス/1 cap)
シェーン・ゲイツ(NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス東京ベイ浦安/1 cap)
立川 理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/55 caps)
テアウパ シオネ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/3 caps)
ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ/27 caps)
中野 将伍(東京サントリーサンゴリアス/2 caps)
ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ/4 caps)

【WTB】
高橋 汰地(トヨタヴェルブリッツ/―)
竹山 晃暉(埼玉パナソニックワイルドナイツ/―)
ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京/―)
ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/―)
シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ/6 caps)
根塚 洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/―)
アタアタ・モエアキオラ(コベルコ神戸スティーラーズ/4 caps)
山下 楽平(コベルコ神戸スティーラーズ/―)

【FB】
尾崎 晟也(東京サントリーサンゴリアス/3 caps)
野口 竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ/13 caps)
山中 亮平(コベルコ神戸スティーラーズ/22 caps)

リーグワン2022で最多タイの11トライを挙げた山下楽平(撮影:松本かおり)

■今後の合宿スケジュール(予定)
5月14~15日:日本代表候補テスティングキャンプ(大分県別府市) ※ 一部選手除く
5月23~27日:日本代表候補スキル&コンディショニングキャンプ (大分県別府市) ※一部選手除く
6月3~30日:日本代表合宿(宮崎県宮崎市)
6月3~27日:ナショナル・デベロップメント・スコッド合宿(大分県別府市)
7月3~9日:日本代表合宿(東京都港区)

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