各国代表
2022.03.20
「ファンタスティックな選手たち」フランス、かつての代表選手も感激の戴冠。高速アタックで2023へ
8万人の観衆を集めたスタット・ドゥ・フランスで、ホームの大声援を受けたフランスが25−13でイングランドを破り、2010年以来となるシックスネーションズ優勝を決めた。12年前の優勝時も全勝優勝を決めており、地元開催となる来年のワールドカップに向けてファンの期待も益々高まる。
試合は事前の予想通りキック合戦で幕を開け、フランスがFBメルヴィン・ジャミネのペナルティゴールで3−0と先制。14分、イングランド陣でボールを繋ぎ続けたフランスは、SOロマン・ンタマックのロングパスからCTBガエル・フィクーがトライを決め、8−0。19分には、イングランドのSOマーカス・スミスがペナルティを決め、8−3。
両チームともにややミスが目立つ展開だが、ラックから素早くボールを出し続けるフランスが試合を支配し続ける。ジャミネとスミスがそれぞれペナルティを決め11−6となって迎えた39分には、ンタマックがディフェンスを切り裂きながらもゴール前で仕留められ、ラックのボールを拾ってFLフランソワ・クロスがトライ。ゴールも決まり、18−6とフランスリードで試合は折り返しを迎える。
ハーフタイムでのエディー・ジョーンズ ヘッドコーチの檄が効いたのか、後半に入り顔つきの変わったイングランドは必死の反撃を開始する。47分、ラインアウトからCTBジョー・マーチャントがディフェンスを切り裂く。次のフェーズで上手く回し、FBフレディ・スチュアードがパワーでねじ込むトライ。ライン側からのゴールをスミスが決め、18−13。
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