国内 2022.03.20

東京サンゴリアスが首位キープ シャイニングアークス東京ベイ浦安に大勝

[ 編集部 ]
東京サンゴリアスが首位キープ シャイニングアークス東京ベイ浦安に大勝
この日も躍動したサンゴリアスのテビタ・リー。3月の3試合だけで計7トライ(撮影:松本かおり)


 リーグワン・ディビジョン1の第9節で首位を奪還していた東京サントリーサンゴリアスが、トップをキープした。3月20日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれた第10節で、最下位のNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安に69-29と大勝。サンゴリアスは9勝1敗(総勝点42)、シャイニングアークスは2勝8敗(総勝点8)となった。

 サンゴリアスは前半だけで6トライを挙げ、大差をつけた。
 ペナルティゴールで先制し、12分にはゴール前でSOダミアン・マッケンジーからオフロードパスをもらったCTB森谷圭介がディフェンダーにからまれながらもトライを決めた。

 その後、キックからの空中戦を得意とするシャイニングアークスのFBイズラエル・フォラウにトライを奪い返されたものの、サンゴリアスは28分に流れを引き戻す。ゲームキャプテンを務めたFB尾崎晟也がキックと見せかけてからのカウンターランで大きくゲインし、ディフェンダーをひきつけてからサポートのCTB森谷につなぎ、点差を広げた。

 31分には、相手が落球すると、それを拾ったマッケンジーがカウンターで大きくゲインし、追いつかれたものの、仲間につなぎ、PR中野幹がトライゲッターとなった。

 34分にはCTB中野将伍のキックブロックからチャンスを広げ、WTB中鶴隆彰がフィニッシュ。
 リスタート後にはFB尾崎が左外を駆け上がり、サポートしたWTBテビタ・リーが約60メートル走り切った。

 サンゴリアスの勢いは止まらず、39分にもNO8テビタ・タタフの力走を起点に攻め込み、リーがタックルを受けながらもインゴール左隅にボールを押さえ、前半だけで41-7とした。

 サンゴリアスは後半にも4トライを追加。

 一方のシャイニングアークスは、後半、元オーストラリア代表のフォラウが仲間の好走を得点につなげ、活気を取り戻してSOオテレ・ブラック、WTB前田土芽もトライゲッターとなったが、前半の大量失点が響いた。

 なお、同日、静岡県で予定されていたディビジョン1のもう1試合、静岡ブルーレヴズ×コベルコ神戸スティーラーズ戦は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった。

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