国内 2022.03.20

花園近鉄Lが三重ホンダHを下す。マツダSA広島は初勝利。宗像サニックスBは福岡勢対決制す

[ 編集部 ]
花園近鉄Lが三重ホンダHを下す。マツダSA広島は初勝利。宗像サニックスBは福岡勢対決制す
力強く前へボールを運ぶ花園近鉄ライナーズのFLパトリック・タファ(写真:平本芳臣)


 リーグワンのディビジョン2で戦う三重ホンダヒートは3月20日、地元の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿にライバルの花園近鉄ライナーズを迎え、勝てば順位が入れ替わって2位に浮上するチャンスだったが、後半に規律が乱れ、30-40と逆転負けした。

 世界クラスのハーフ団であるウィル・ゲニアとクウェイド・クーパーを欠いた花園近鉄ライナーズに対し、三重ホンダヒートは65分(後半25分)までリードしていた。

 試合開始早々、FBマット・ダフィーのキックチャージからチャンスとなり、ボールを拾ったNO8ヴィリアミ・アフ・カイポウリがゴールへ走り切り先制すると、24分には2019年ワールドカップの優勝メンバーである南アフリカ代表のLOフランコ・モスタートが力強い突進で得点し、39分にはWTB藤崎眞樹が躍動した。
 SO朴成基は安定したゴールキックで得点を重ね、51分時点で27-14だった。

 しかし、その3分前に故意の反則をした選手が10分間の退出を命じられ、数的不利の時間帯に失点してしまう。

 52分、前半に2トライを挙げていた花園近鉄ライナーズのWTB木村朋也がタックラーを外してインゴール左隅に飛び込み、ハットトリック達成。55分にはライナーズの5番をつけた身長2メートル超のフィジアンであるサナイラ・ワクァがハーフウェイからダイナミックに走り抜け、コンバージョンも決まり1点差となった。

 その後、三重ホンダヒートはSO朴のペナルティゴールで3点を追加したが、63分と66分に危険なプレーが続いてレッドカードとイエローカードを提示され、ヒートは残り時間のほとんどを13人で戦う厳しい展開となった。

 まもなく、圧倒的に有利となった花園近鉄ライナーズが攻め込み、テンポよくボールを動かしてFL横井隼が逆転トライを挙げる。77分にもスクラムからの展開でWTBジョシュア・ノーラが右外を抜け、ライナーズの勝利となった。

PICK UP