国内 2022.02.20

ヘスケス奮闘、廃部検討の宗像サニックスブルース元気づける。織機は土壇場逆転、ホンダは快勝

[ 編集部 ]
ヘスケス奮闘、廃部検討の宗像サニックスブルース元気づける。織機は土壇場逆転、ホンダは快勝
プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた宗像サニックスブルースのカーン・ヘスケス(撮影:Hiroaki.UENO)


 廃部を検討していることが報じられた宗像サニックスブルースだが、2015年ワールドカップの南アフリカ戦で劇的な逆転トライを決め日本中を熱狂させたヒーローが、このチームを元気づけた。
 ブルースに所属して12シーズン目となる36歳のベテラン、カーン・ヘスケスが奮闘した。
 リーグワン2022をディビジョン3で戦う宗像サニックスブルースは2月20日、地元・福岡県の北九州市立本城陸上競技場でクリタウォーターガッシュ昭島と対戦し、ヘスケスの2トライもあって37-7と快勝した。

 60分(後半20分)までは接戦だった。宗像サニックスブルースのWTB八文字雅和とクリタウォーターガッシュ昭島のWTB杉森健太郎がそれぞれトライを挙げ、SO田代宙士のペナルティゴール(PG)でも得点したブルースが6点リードしていた。

 そして、60分過ぎ、ゲームが動く。宗像サニックスブルースが敵陣22メートルライン内に入って攻め込み、右外でボールをもらったヘスケスが力強い走りでタックラーを振り切り、コーナーにフィニッシュした。
 日本代表16キャップを誇るヘスケスはさらに65分、後方から走り込んでスピードに乗ったままハーフウェイを抜け、またもパワフルな走りでゴールに持ち込み、連続トライでチームを活気づけた。

 54分と68分にカードをもらって数的不利となっていたクリタウォーターガッシュ昭島に対し、宗像サニックスブルースの勢いは止まらず、ヘスケスは69分と72分には仲間のトライをアシストし、チームを勝利に導いた。

 宗像サニックスブルースはこれで、新型コロナウイルス感染症の影響による1試合不戦敗を含め3勝2敗。クリタウォーターガッシュ昭島は1勝4敗(2試合不戦敗を含む)となった。

本城陸上競技場では宗像サニックスブルースの存続を求める署名活動もおこなわれた(撮影:Hiroaki.UENO)

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