国内 2022.01.03
【全国高校大会】 準決勝は東海大仰星×東福岡、初ベスト4の國學院栃木は桐蔭学園に挑む。

【全国高校大会】 準決勝は東海大仰星×東福岡、初ベスト4の國學院栃木は桐蔭学園に挑む。

[ 編集部 ]
突破を図る桐蔭学園CTB中瀬亮誠。後半5分のCTB松田怜大のトライにつながる起点を作った。(撮影:松村真行)

 そして、東福岡、東海大仰星と同じAシードで、花園3連覇の偉業に挑む桐蔭学園高校は、準々決勝で佐賀県立佐賀工業高校と対戦し、26-0でタフな戦いを制した。

 前半は、21年ぶりのベスト4入りを目指した佐賀工のディフェンスが光った。
 序盤のピンチはFB井上達木がブレイクダウンでからみターンオーバーすると、14分には桐蔭学園が18フェイズを重ねてゴールラインを越えたが、佐賀工はグラウンディングを許さなかった。15分にも桐蔭学園が攻め込んだが、ノックオン。

 それでも、桐蔭学園も辛抱強く、18分、ワイドにタテにテンポよく攻め込み、右の空いたスペースを見たSO今野椋平からのキックパスがWTB原小太郎にとおり、背番号11がインゴールに持ち込み先制した。
 原は22分にもディフェンスを抜けて快走し、連続トライ。今野のコンバージョンも決まり、12-0で折り返した。

 桐蔭学園は、後半5分にはCTB中瀬亮誠のブレイクスルーからチャンスとなり、CTB松田怜大のトライにつながった。

 19-0とリードを広げると、PR増田廉のジャッカル連発でも桐蔭学園は活気づいた。

 そして、後半17分には敵陣深くでプレッシャーをかけてボールを奪い返し、WTB原がハットトリック。

 意地を見せたい佐賀工は、終盤の26分にWTB松元蓮真が自陣からのカウンターで鋭い走りを見せ、敵陣深くに入ってアタックを継続しゴールに迫ったが、桐蔭学園は粘り強い守りでトライを許さなかった。

 ロスタイムにもドライビングモールやキックパスなどでトライを目指した佐賀工に対し、桐蔭学園は堅く激しいディフェンスをやりきり、無失点で戦いを終えた。

 準決勝(第1試合:東海大仰星×東福岡、第2試合:國學院栃木×桐蔭学園)は1月5日におこなわれる。

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