国内 2022.01.03
【全国高校大会】 準決勝は東海大仰星×東福岡、初ベスト4の國學院栃木は桐蔭学園に挑む。

【全国高校大会】 準決勝は東海大仰星×東福岡、初ベスト4の國學院栃木は桐蔭学園に挑む。

[ 編集部 ]
大阪対決を制した東海大仰星。写真はCTB中俊一朗(撮影:松村真行)

 東海大学付属大阪仰星高校は、全国高校ラグビー大会通算100勝を達成した常翔学園高校と大阪勢対決となり、45-7で快勝した。
 前回大会は準々決勝で東福岡と引き分け抽選で涙をのんでいた東海大仰星は、4季ぶりの準決勝進出。

 序盤の連続攻撃は止められた東海大仰星だったが、前半7分、ディフェンスでプレッシャーをかけてターンオーバーし、ハーフウェイからのカウンターでFB増山将が走り切り先制した。

 9分にはSO吉本大悟の長いタッチキックで敵陣深くに入り、マイボールから攻め、パワフルなLO楠田知己のトライにつながった。

 13分には攻めていた常翔学園のパスが乱れ、ボールを拾ったSH石田太陽がカウンターで自陣から走り切り追加点となった。CTB野中健吾が着実にコンバージョンを決め、21-0となった。

 流れを変えたい常翔学園は17分、NO8ファイアガラ義信ダビデの中央突破でゴールに迫り、クイックリサイクルからFL大本峻士がトライを奪い返す。

 しかし、東海大仰星は20分、敵陣深くに入ってアタックを継続し、CTB中俊一朗が5点を入れ、すぐに突き放した。

 東海大仰星は29分にもターンオーバーからのカウンターでボールをつなぎ、FB増山がフィニッシュ。33-7で折り返した。

 後半に入ると、常翔学園が反撃で何度もゴールラインに近づいたが、東海大仰星は堅守でしのぐ。
 すると、仰星は10分、カウンターラックからたちまち敵陣深くでアタックチャンスとなり、キックパスを受けたLO中田偲響がインゴールに持ち込んだ。その後も1トライを追加。

 ディフェンスも光り快勝となった東海大仰星が、4季ぶりの優勝へ向け、また一歩前進した。

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