国内 2022.01.03
【全国高校大会】 準決勝は東海大仰星×東福岡、初ベスト4の國學院栃木は桐蔭学園に挑む。

【全国高校大会】 準決勝は東海大仰星×東福岡、初ベスト4の國學院栃木は桐蔭学園に挑む。

[ 編集部 ]
激しいタックルを受けても前進する東福岡WTB越智光太朗(撮影:松村真行)

 春の全国選抜大会で優勝した東福岡高校は、準々決勝で京都成章高校と対戦し、31-25で制した。2016年度以来の王座奪還を目指し、これで9季連続の準決勝進出。

 先制したのは京都成章だった。開始早々、自陣からFB本橋尭也の好走を起点に次々とつなぎ、CTB藤原洋斗がフィニッシュした。

 対する東福岡は10分、15フェイズ重ねてワイドに振り、FB石原幹士がトライ。19分にも攻め込むと近場で勝負し、LO舛尾緑がインゴールに突っ込んだ。25分には、コンバージョンキックで着実に得点していたCTB平翔太がPGで追加点を挙げた。

 前半最後に京都成章のSO大島泰真がPGで点差を詰め、17-8で折り返しとなった。

 後半最初にスコアを動かしたのは東福岡で、6分にグラウンドを大きく使ったアタックでゴールに迫ると、最後はPR森仁之輔がピック&ゴーでインゴールに押さえた。

 粘る京都成章は13分、敵陣22メートルラインからキャプテンのSO大島が爆発的走りと鋭いステップでディフェンスを切り裂き、トライ。自らコンバージョンも決め、9点差に詰めた。

 勢いづいた京都成章は、21分に自陣深くでラインアウトスチールすると、そこからNO8小林典大の突破でアタックに火がつき、瞬く間に敵陣深くに入って15フェイズを重ねたが、東福岡が規律よく守ってブレイクダウンでターンオーバー。京都成章は25分にもインターセプトからチャンスになりかけたが、ここも東福岡がしのいだ。

 すると28分、東福岡はWTB遠藤亮真が左外でタックラーを次々と振り切ってゴールに迫り、粘ってサポートに来たLO大川虎拓郎につなぎ、勝利を引き寄せるトライを獲得。

 京都成章はその後、FB谷内亮太がパワーとスピードある走りでゴールへ駆け抜け、試合終了間際にもゴールに迫ってPR猿渡翔眞がトライを挙げ、執念を見せたが、逆転劇への時間はもう残っていなかった。

 東福岡は、昨年度の100回大会は準決勝で京都成章に敗れており、リベンジとなった。

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