国内
2021.11.28
東海大がリーグ戦4連覇。流経大から11トライ奪取。法大倒した日大は、総得失点差で2位に
中盤の密集戦で反則を得ると、タッチキックからラインアウト、モールを組んで前進し、インゴールへ。東海大が、強みを前面に押し出したトライを要所で繰り返してリードを広げた。繰り返し相手から引き出した密集での反則は、課題としてきたブレイクダウンの改善の賜物だ。
「前の週の試合(19-19日大)でさまざまな課題が露呈した。プレーよりも意識の面で1週間、改善をしてきた。最後まで緊張感のある戦いができたと思う」(東海大・木村季由 監督)
前節終了時点で東海大の総勝ち点は27で日大とイーブン、総得失点では99点のリードがあった東海大。直前の試合で日大が勝ち点5を獲得したため、東海大もシンプルに勝ち点後5を見据えゲームに臨んだ。
東海大は流経大に対し、4分、8分、17分とモールなどでトライを重ね19-0に。リーグ優勝へ最低条件となる3トライ差を早々に形にした。その後、前半21分にも相手の中盤での反則からタッチキック、ラインアウト、モールのトライパターンをなぞって26-0。トライ数差を4本とした。
流経大は前半27分に密集戦でトライを奪い返して26-7としたが、その後は東海大がトライをもぎ取り続けた。前半のトライ数は東海6本-流経1本。後半も21分にはスクラムトライを決めるなど、終始圧倒した東海大。42分、48分に流経大の意地のトライを許すも、71-19で東海大が勝利を収め、勝ち点5を獲得した。
東海大の試合に先立って同じ会場で行われた日大vs法大は、日大が64-12で圧勝した。10トライを奪い、トライ数差8とした日大は、この試合でボーナスを含む勝ち点5を獲得し、総勝ち点32に。人事を尽くして東海大戦の結果を見つめたが、同勝ち点に。直接対決は引き分けのため、総得失点差により準優勝となった。