日本代表 2021.10.15
ラグビー日本代表 オーストラリアとの対戦をプレーバック! 10月23日 J SPORTSで生中継&LIVE配信!

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2チーム制により若手主体のメンバーで挑んだ’07年W杯では、世界トップとの差を痛感

SHジョージ・グレーガンをはじめそうそうたる布陣のワラビーズに、ジャパンの奮闘はことごとくはね返された(Photo: Getty Images)

1991年の第2回大会、1999年の第4回大会とワールドカップで2度頂点に立ったワラビーズと対照的に、プロ化の波に乗り遅れたジャパンは1990年代中盤以降、国際舞台での存在感を急速に失っていく。

大きく水をあけられた日本代表はオーストラリアにとってテストマッチを戦うに足る相手ではなくなり、若手中心のオーストラリアAとのゲームでも60得点以上の大差試合になるなど、背中すら見えないところまでワラビーズの存在は遠かった。

それをあらためて痛感させられたのが、4回目の激突となった2007年の第6回ワールドカップでの一戦だ。ターゲットに掲げるフィジーとの第2戦を3日後に控え、スコッドを2つに分ける2チーム制を敷いたジャパンは、若手主体の布陣でオーストラリアとのプールマッチ第1戦に臨む。

23歳でゲームキャプテンを務めたFL佐々木隆道や、円熟期に達しようとしていた副キャプテンのWTB小野澤宏時らを筆頭に渾身のチャレンジで挑み、前半は3-23と健闘したジャパンだったが、後半は格の違いをまざまざと見せつけられた。

SHジョージ・グレーガン、SOスティーヴン・ラーカムのHB陣にFLジョージ・スミス、CTBスターリング・モートロックら世界の顔をずらりと並べたワラビーズの本物の圧力は、予想していても対処できないほどすさまじかった。

たたみかけるような猛攻を受け次第にジャパンの選手たちの足が止まりはじめると、50分以降は一方的な展開に。終わってみれば後半だけで10トライを失い、ジャパンにとっては1995年の第3回南アフリカ大会のニュージーランド戦で喫した17-145に次ぐ、ワールドカップでの記録的大敗(3-91)となった。

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