ワールドカップ 2021.10.10

ウルグアイがアメリカを下し2023W杯出場権獲得 カナダはチリに屈し史上初の予選敗退

[ 編集部 ]
ウルグアイがアメリカを下し2023W杯出場権獲得 カナダはチリに屈し史上初の予選敗退
2023W杯出場権を獲得したウルグアイ代表(Photo: Rugby World Cup official Twitterより)


 2019年に釜石で強豪のフィジー代表を倒すなどしてラグビーワールドカップ日本大会を盛り上げたウルグアイ代表“ロス・テロス”が、2023年のフランス行きをかけた南米・北米間のプレーオフ予選でアメリカ代表を下し、3大会連続5回目のワールドカップ出場を決めた。

 ウルグアイ代表は、アメリカのコロラド州グレンデールでおこなわれたプレーオフ第1戦を16-19で落としていたが、現地時間10月9日に地元モンテビデオで開催された第2戦に34-15と快勝し、2試合の合計スコアが50-34となり勝者となった。

 ウルグアイ代表は「アメリカ地区1」として出場権獲得となり、2023年フランス大会は、ニュージーランド、フランス、イタリア、そしてアフリカ予選1位のチームと一緒のプールAに入る。

 一方、敗れたアメリカ代表だがまだ望みは残っており、「アメリカ地区2」をかけたプレーオフに回る。

 そのアメリカ代表と「アメリカ地区2」としての出場権を争うことになったのはチリ代表だ。
 南米予選で2位だったチリ代表は、北米予選2位だったカナダ代表と敗者復活をかけて激突し、敵地での第1戦は21-22と惜敗していたが、現地時間9日に地元バルパライソでおこなわれた第2戦を33-24で制し、2試合の合計スコアを54-46として勝者となった。

 一方、カナダ代表は予選敗退が決定。ワールドカップは1987年の第1回大会から2019年の日本大会(第9回大会)まですべて出場し、1991年の第2回大会では準々決勝に進出した北米の古豪だが、フランス行きの道は断たれ、ワールドカップ連続出場の記録は終わった。

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