ブラックラムズが元スコットランド代表カーワンを獲得 豪州からは20歳の有望株も入団
リコーブラックラムズ東京が来年1月開幕のジャパンラグビーリーグワン2022へ向け、元スコットランド代表のブレア・カーワンを獲得した。10月6日に入団発表。
経験豊かな35歳のバックローワーであるカーワンは、2013年からプレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)のロンドン・アイリッシュに在籍していたが、日本で新たな挑戦をしたいとクラブに伝え、今年8月にリリースが認められていた。ロンドン・アイリッシュでは通算153試合に出場し、キャプテンも務めるなど中心的存在だった。
スコットランド代表としては昨年12月までに18キャップを重ね、2015年のワールドカップにも出場している。
「この度リコーブラックラムズ東京に入団する機会をいただき、私も私の家族もとても興奮しており、感謝しています」とコメントしたカーワン。
日本のラグビーシーンは近年、トップリーグ時代からヨーロッパの選手も増えており、日本でプレー経験があったり現在もこの国のクラブに在籍している友人たちから、日本の人、文化、ラグビーの良さについて聞いていたという。2015年のワールドカップをともに戦ったグレイグ・レイドロー(シャイニングアークス東京ベイ浦安)と対戦する機会があるかもしれない。
カーワンはブラックラムズ東京のズームミーティングやトレーニングもチェックしているとのことで、「チームの方向性やシーズンのアプローチの仕方を見て、とてもエキサイティングに感じています。トレーニングに参加できるのが待ち遠しいです。私と私の家族は早く来日し、日本の生活やラグビーについて知ることを楽しみにしています。繰り返しになりますが、このような機会をいただき本当に感謝しています。他のリーグで培った経験を活かしてチームに貢献し、グラウンドで良いパフォーマンスが見せられるように頑張ります」と意気込みを語った。
そして、ブラックラムズ東京は同日もうひとり、ジュニアワラビーズ(U20オーストラリア代表)に選出されたことがあるハリソン・フォックスの入団も発表。
身長199センチ、体重115キロで、ロックとフランカーでプレーできる20歳のフォックスは、「リコーブラックラムズ東京に入団でき、日本の文化を体験し、ブラックラムズでの新しい旅を始められることを嬉しく、そして光栄に思います。チームが掲げた野心と目標は明白で、自分の役割を果たし、チームの力になれることを楽しみにしています。このような機会を与えていただけたことに感謝し、リコーと私の家族が誇りに思えるように一生懸命頑張ります」と決意を述べた。