国内 2021.09.10
試合観戦がもっと楽しくなる! 大学ラグビー2021識者展望 【大学ラグビー J SPORTSで配信!】

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[ 編集部 ]

Q3.関西大学Aリーグ 優勝予想

LO南光希とともに共同主将として同志社大を牽引するSH田村。6年ぶりの関西制覇を目指す(撮影:早浪章弘)

・大友信彦氏[東京中日スポーツ/RUGBY JAPAN 365

→同志社大

・村上晃一氏[ラグビージャーナリスト]

→同志社大

・大谷寛氏[(株)ジェイ・スポーツ 企画制作部 ラグビープロデューサー]

→同志社大

・ラグビーマガジン編集部

→同志社大

同じく4者の見立てが一致したのは、関西大学リーグだ。ただし票を集めたのは、昨季大学選手権初優勝を果たしたリーグ5連覇中の天理大ではなく、7月4日に行われた関西大学春季トーナメント決勝でその天理を35-19と破った同志社大。関西勢として6年ぶりに天理大に黒星をつけた名門の戦力と勢いを高く評価する声が多かった。

東海大と同様に、同志社大も今季は4年生に実力者が並ぶ。特にBKは共同主将のSH田村魁世を筆頭に、CTB稲吉渓太、WTB和田悠一郎、FB山口楓斗と世代代表経験者が並び、学生屈指のラインに仕上がりそう。対照的に、「CTBシオサイア・フィフィタ、SO松永拓朗、SH藤原忍の抜けた穴は大きい」(大谷氏)と見られるのは天理大。伝統の早いテンポの連続攻撃で主導権を握るため、「セットプレー、ブレイクダウンの整備を急ぎたい」(村上氏)ところだ。

大友氏が「優勝候補に推した3校はチームの求心力で他校よりもリードしている印象ですが、大学選手権となると決勝までの1か月にどうチームが成長するかが鍵を握る」と記しているように、大学ラグビーはリーグ戦から選手権にかけてのピーキングも大きな焦点となる。「これらの優勝予想チームが大学日本一になるかどうかはわからない」(村上氏)、「大学選手権でも同じ結果になるとは限らないと見ています」(大谷氏)と、この点でも各氏の認識は共通している。各校がどのように先を見据えながら目の前の試合に臨んでいるかという点に着目するのも、観戦のひとつの楽しみ方だろう。

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