【東京五輪/女子】前王者・豪州が準々決勝敗退、フィジーが番狂わせ! NZ、英、仏4強入り
準々決勝第3試合では、予選ラウンドでニュージーランドと接戦を演じたイギリスがアメリカと対戦し、21-12で勝った。
イギリスは試合開始から40秒、共同主将のひとりであるメーガン・ジョーンズが大きくゲインし、ディフェンダーをひきつけてジャスミン・ジョイスにつなぎ、先制した。さらに、2分過ぎにも敵陣深くに入り、もうひとりの主将であるアビー・ブラウンがスピンでタックラーをかわしてトライ。
14-0で折り返したイギリスは、後半早々、ジョイスが俊敏な動きでゴールラインを割り、リードを広げた。
アメリカは後半4分過ぎと試合終了間際に連続でトライを奪い返したが、反撃が遅かった。
そして、4強最後の枠に入り、準決勝でイギリスと対戦することになったのは、同じヨーロッパ勢のフランスだ。
ヨーロッパ予選でイギリス(イングランド)に敗れていたフランスは、敗者復活をかけた世界最終予選で東京オリンピックの出場権を獲得し、今大会は無傷で勝ち上がり、準々決勝では中国を24-10で下した。
初出場で8強入りし勢いがあった中国に先制トライを許したフランスは、しばらく自陣深くにくぎ付けにされていたが、前半4分30秒、キックを使ってスピードランナーのセラフィーヌ・オケンバを走らせ、これが決まって流れを変えた。フランスは6分過ぎにもトライを挙げ、12-5で折り返した。
フランスは後半、もうひとりのトップトライゲッターであるアンヌ=セシール・シオファニも躍動するなどリードを広げ、後半の中国の反撃を1トライに抑えて逃げ切った。
なお、予選ラウンドで3戦全敗だった日本は、9位~12位決定トーナメントに臨んでケニアと対戦。試合終了間際に逆転トライを許し、17-21で敗れた。
31日におこなわれる11位・12位決定戦ではブラジルと対戦する。