セブンズ 2021.07.30

【東京五輪/女子】前王者・豪州が準々決勝敗退、フィジーが番狂わせ! NZ、英、仏4強入り

[ 編集部 ]
【東京五輪/女子】前王者・豪州が準々決勝敗退、フィジーが番狂わせ! NZ、英、仏4強入り
豪州、準々決勝敗退。涙が止まらない20歳のアシュビーを慰めるベテランのカズリック(Photo: Getty Images)


 2016年にリオデジャネイロで金メダルに輝いた女子7人制ラグビーのオーストラリア代表が、東京2020オリンピックでは準々決勝で敗退した。東京スタジアムで7月30日、8強によるノックアウトステージの戦いが始まり、オーストラリアはフィジーと対戦し、12-14で敗れた。

 連覇を狙ったオーストラリアだが、この日の午前には予選ラウンドでアメリカに逆転負けし、プールCを2位通過と、いやなムードで準々決勝に臨んでいた。

 試合開始からわずか1分20数秒、フィジーのスピードあるアロエシ・ナコジがハーフウェイから抜けて先制した。オーストラリアは3分30秒にもディフェンスを破られ、連続失点となる。

 ゴールドジャージーのディフェンディングチャンピオンにとっては悪い流れが続いたが、5分、ハイタックルをしたフィジーの選手にイエローカードが提示され、数的有利となったオーストラリアはハーフタイム前にトライを奪い返し、5-14と9点差に詰めて前半を終えた。

 だが、勇敢なチャレンジャーは後半も王者にプレッシャーをかけ続けた。
 オーストラリアはブレイクダウンで苦戦し、酷暑の影響だけでなく焦りもあったか、反則やエラーが続く。残り1分を切って前回大会の優勝メンバーであるエースのシャーロット・カズリックがトライを決め、2点差に詰めたものの、残り時間で逆転劇は生まれず、フィジーが歓喜となった。

パワーとスピードで豪州選手を振り切ろうとするフィジーのランディニヤヴナ(Photo: Getty Images)

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