サイト内検索明大中野の劇的ドローほか、関東高校大会7試合をリポート。
関東1都7県の上位校が集い7ブロックに分かれて戦う、関東高校大会の1回戦が6月5日に成田市中台運動公園で行われた（25分ハーフ、6日に決勝と3決）。ここでは球技場で行われた、7試合の模様をショートリポートと写真でお届けする。
◆陸上競技場での7試合はこちら
＠成田市中台運動公園球技場
PHOTOS◎福島宏治
第1試合 Gブロック
湘南工大附 57－0 つくば秀英
神奈川県予選を4位で通過し、11年ぶりの出場となった湘南工大附は、気持ちが入っていた。開始数十秒でFL南澤修斗③がジャッカル。2分にNO8川口寛太②がスクラムから8単で先制トライを挙げた。その後も、主将のFL沓澤大地③らバックローがタックルにボールキャリーと攻守にわたって躍動。前半の中盤こそペナルティを重ねたが、計8トライを奪って完勝した。
第2試合 Fブロック
桐生第一 40－14 東京学館浦安
関東高校初出場となった東京学館浦安は、先制トライを奪う。ペナルティを重ねる相手を攻め立て、FWで前進。最後は渡邉政也②がねじ込んだ。対する桐生第一は前半こそ苦戦し14－7で折り返したが、後半はフィジカルで徐々に上回り優位に立つ。特に185㌢の主将、WTB秋田颯祐③のダイナミックなランは際立った。後半だけで4トライを重ねて、終わってみれば大勝だった。
第3試合 Eブロック
明大中野 21－21 川越東
*抽選の結果、明大中野が決勝へ。
劇的な結末は後半29分に訪れた。7点ビハインドの明大中野は自陣から丁寧に攻め上げ、中盤でペナルティを獲得。22㍍ライン内に進入すると、ピック＆ゴーでフェイズを重ねてPR 中牟田一樹③がポール下に押し込んだ。主将のFB藤崎大河③のゴールも決まり同点。前半は14点差で折り返しただけに、喜びが爆発した。川越東は前半、効率よく3トライを奪っただけに、最後のプレーが悔やまれた。
第4試合 Dブロック
関東学院六浦 33－10 専大松戸
関東学院六浦は前半堅さが出て5－3と拮抗したが、後半は体格も勝るFWがセットプレーで優位に立って、攻撃の起点となる。11分のFB植木太一③のトライを含む4トライを奪って勝負を決めた。一方の専大松戸は、2分にPGを決めて先制するも、ミスが立て続けに起こりスコアならず。試合終了間際、SO田原幹③のショートパントにCTB笠川皓丞②が反応し、インゴールでグラウンディング。1トライで一矢報いた。
第5試合 Cブロック
熊谷工 29－8 東農大二
東農大二は前半、ボールを継続して、相手のペナルティの引き出すようなアタックを展開。5－0とされた15分に、ピック＆ゴーでHO石綿凌大③が押し込み同点。20分にPGも決まって逆転して折り返した。だが後半は熊谷工がペナルティを修正。走力のあるBK3に何度もボールが渡り、ゲインを重ねる。後半だけで4トライを挙げて勝負を決めた。
第6試合 Bブロック
國學院久我山 90－0 明和県央
1日目で最大の点差がBブロックで生まれた。國學院久我山が終始圧倒。SH榊和馬③とWTB阿部太一②が2トライずつ挙げるなど、計14トライを奪った。先制トライは1分、自陣から素早いパス回しで外に展開。WTB河内孝陽が走り切った。明和県央はマイボールの時間を延ばすことができなかった。
第7試合 Aブロック
流経大柏 36－20 桐蔭学園
