国内 2021.05.16

34-12。法政大がブレイクダウンを攻略し、筑波大に快勝!大澤主将が2トライ。

[ 編集部 ]
34-12。法政大がブレイクダウンを攻略し、筑波大に快勝!大澤主将が2トライ。
法政は接点で引かず、粘りのディフェンスを見せた。写真はSH隠塚翔太朗(撮影:斎藤豊)

 5月2日に開幕した関東大学春季大会。16日にはBグループも初戦を迎えた。法政大は筑波大とセナリオハウスフィールド三郷で対戦。法政大が開始早々から流れを掴み、34―12で快勝した。

◆ルーキーで先発デビューを果たした両SO。金侑悟と堀日向太

 先制トライは5分。法政大が相手のミスを見逃さなかった。
 筑波大がラインアウトからのサインプレーを失敗すると、ファンブルしたボールを法政大が確保。FB石岡玲英が抜け出してゴール前まで迫り、まもなく大外にいたWTB坂田龍之介が抑えた。

 その後も筑波大はFB松永貫汰主将頼りのアタックでミスを重ねる。一方のコンタクト局面で上回っていた法政大はそのミスをうまく突いて、10分にPGで加点。その後もFB石岡のランやルーキーのSO金侑悟の巧みなキックとジャッカルでエリアを支配した。

 27分にはスクラムで2度目のコラプシングを奪われるも、ゴール前での肉弾戦をしのぐ。そして筑波大がBKに回しところをWTB坂田がインターセプト。2トライ目を挙げて、再び流れを引き寄せた。

 20―0の法政大リードで迎えた後半は雨が強まった。
 風上に回った筑波大が序盤に1本返す。ラインアウトを起点に、FB松永主将がパスダミーを入れながらラインブレイク。パスを受けたWTB星野孔志朗が右隅に飛んだ。

 それでも終始ハンドリングエラーが続いた筑波大に対し、法政大は落ち着いていた。
 14分にはハーフウェーライン付近のスクラムで押されたが、SH隠塚翔太朗とNO8大澤蓮主将の2人が崩す。NO8大澤主将はショートパントを上げるなど器用さを見せて、一気にトライ。大澤主将は33分にもゴール前スクラムから「8単」で突っ込み、2トライ目をもぎ取った。

「順目のアタックとブレイクダウンをターゲットにしていた。そこで全員が前に出て、体を張れたのが勝因」と大澤主将。駒井孝行監督も「一人ひとりのタックル精度が上がっている。内側でブレイクされないことも取り組んできた。そこも徐々に出てきた」とディフェンスの手応えを語った。

 法政大は5月30日に日体大と、筑波大は大東大と対戦する。

 なお、16日に行う予定だった日体大と中央大の試合は、日体大から辞退の申し出があったため中止となっている。
 また東海大は運動部で陽性者が多数発生した事を受けて、23 日まで全ての部活動が中止となったため、23日に開催予定の東海大と明大の試合も中止となった。

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