海外
2021.04.29
欧州4強激突へ… 英国型変異ウイルスの影響受けるボルドー、トゥールーズはけが人続出。
もう1試合の準決勝で5月2日にレンスター(アイルランド)と対戦するラ・ロシェルは、選手のワクチン接種を始めた。地域のワクチン接種センターに相談し、使用しなかった余剰分のワクチンを、まず感染していない選手に回してもらい、ゆくゆくは全員が受けられるようにして、少しでも不安を取り除くことが狙いだ。他のクラブも同じような動きをするだろう。
今後、フランス全土でワクチン接種が順調に進み、感染状況が落ち着けば、フランス政府は5月中旬から規制緩和を計画している。その一環として、試験的に大規模なスポーツの大会で観客を入れて実施することも検討中だ。5月24日から6月13日まで予定されているテニスの全仏オープン、6月初旬に予定されているサッカーフランス代表の欧州選手権予選の準備試合開催に備える目的もある。
それが実現すれば、今季終了までにトップ14のスタジアムに観客が戻ってきた景色が見られるかもしれない。観客数制限はあるだろうが、今季で引退する選手がサポーターと対面してお別れできるよう間に合ってほしいものだ。彼らはそれに値する。