国内 2021.04.28

大学ラグビー春の陣が5月2日に開幕!『関東大学春季大会』プレビュー(前編)【J SPORTSでA・Bグループ全試合配信】

関東大学対抗戦Aグループ8校とBグループ1位、および関東大学リーグ戦1部8校と2部1位の計18チームが参加し、6チームずつA、B、Cの3グループに分かれて戦う『関東大学春季大会』が、5月2日に開幕する。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止されたため、2季ぶりの開催となるこの春の公式戦。コロナ禍の影響により、総当たりではなくグループ内で対抗戦対リーグ戦の3試合を行う対戦形式、また一部の招待試合を除いて無観客での実施となるが、各校にとっては貴重な実戦の場であり、ファンにとっても今季の戦力やニューフェイスの台頭をチェックできる見どころ満載の機会だ。ここでは今シーズンの覇権争いを盛り上げそうな主要チームを中心に、大会の展望や注目選手を紹介する。 ※選手名のあとのカッコ内は出身校、丸数字は学年。

[ 編集部 ]
大学ラグビー春の陣が5月2日に開幕!『関東大学春季大会』プレビュー(前編)【J SPORTSでA・Bグループ全試合配信】
明治大を率いるSH飯沼蓮主将(撮影/松本かおり)

学生随一の戦力を誇る明治大、早稲田大はBKに好選手がそろう

昨シーズンの対抗戦Aとリーグ戦1部の1〜3位によって構成されるAグループを牽引するのは、昨年の対抗戦で2季連続18回目の優勝を果たした明治大学だ。NO8箸本龍雅(現サントリー)やSO/CTB森勇登(現東芝)ら下級生時から主軸を務めてきたビッグネームが卒業したものの、昨季の大学選手権準決勝(●15-41天理大)で先発したメンバーが9人残り、今年も学生随一の戦力を誇る。

新キャプテンに就任したのは、SH飯沼蓮(日川④)。2年時から紫紺の9番を背負ってきた実力者で、プレー、統率力の両面で厚い信頼を受けるリーダーだ。副将のNO8大石康太(國學院久我山④)は昨シーズンまで公式戦の出場がないものの、ラグビーに取り組む真摯な姿勢から部員投票で選出された背中で範を示す存在。昨年サンウルブズのトレーニングスコッドに招集された187cm、93kgの大型FB雲山弘貴(報徳学園④)、東京オリンピック第三次スコッドに名を連ねるWTB石田吉平(常翔学園③)などBKには局面を変えられるランナーがそろっており、明治の看板であるFW第1列もリザーブまで含めて昨季のメンバーがほぼそのまま残る。下級生にもポテンシャルを秘めた逸材は多いだけに、どのような組み合わせで新しいチームを作り上げていくかが注目される。

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