大学ラグビー春の陣が5月2日に開幕!『関東大学春季大会』プレビュー(前編)【J SPORTSでA・Bグループ全試合配信】
関東大学対抗戦Aグループ8校とBグループ1位、および関東大学リーグ戦1部8校と2部1位の計18チームが参加し、6チームずつA、B、Cの3グループに分かれて戦う『関東大学春季大会』が、5月2日に開幕する。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止されたため、2季ぶりの開催となるこの春の公式戦。コロナ禍の影響により、総当たりではなくグループ内で対抗戦対リーグ戦の3試合を行う対戦形式、また一部の招待試合を除いて無観客での実施となるが、各校にとっては貴重な実戦の場であり、ファンにとっても今季の戦力やニューフェイスの台頭をチェックできる見どころ満載の機会だ。ここでは今シーズンの覇権争いを盛り上げそうな主要チームを中心に、大会の展望や注目選手を紹介する。 ※選手名のあとのカッコ内は出身校、丸数字は学年。
昨季の大学選手権ファイナリスト、早稲田大学も明治大学に比肩する力を備えた優勝候補の一角だ。とりわけ目を引くのは、CTB長田智希主将(東海大仰星④)、FB河瀬諒介(東海大仰星④)ら好プレーヤーがずらりと並ぶ豪華なBK陣。去年もゲームメイクを担ったSH小西泰聖(桐蔭学園③)にSO吉村紘(東福岡③)、高校時代から将来のジャパン候補と評されてきたSO/CTB伊藤大祐(桐蔭学園②)と要のポジションに世代を代表する俊英を擁し、多彩なバリエーションで攻撃を仕掛けられる点は大きな武器となる。
NO8丸尾崇真(海外留学)、LO下川甲嗣(現サントリー)らが抜けたFWでは、副将のPR小林賢太(東福岡④)やFL相良昌彦(早稲田実③)、FL/NO8村田陣悟(京都成章②)に突破口を開くペネトレーターとして期待がかかる。過去3年に渡り花園を沸かせてきた大物ルーキー、HO/FL佐藤健次(桐蔭学園①)がどのポジションで並外れた才能を生かすかという点も楽しみのひとつ。この春より就任した大田尾竜彦新監督のチームづくりにも、多くの視線が注がれるだろう。
なお昨季対抗戦3位の慶應義塾大学は、4月中旬に複数の部員に新型コロナウイルスの陽性者が確認され、4月27日までチーム活動を休止したことから、5月2日に開催予定だった流通経済大学との初戦が中止となった。HO原田衛主将(桐蔭学園④)、FL山本凱副将(慶應④)ら大学トップクラスの逸材が最終学年を迎え、栗原徹監督の就任3年目で期待が高まっていただけに無念のスタートとなったが、選手たちが万全の状態に回復し、少しでも早くピッチに帰ってくることを願いたい。
J SPORTSオンデマンドで、関東大学春季大会A・Bグループ全試合を独占配信。
詳しくはこちら↓
https://jod.jsports.co.jp/rugby/college_kantoshunki