国内 2021.04.24
サントリー、神戸製鋼、リコーがプレーオフ8強入り。NEC、三菱重工相模原、東芝は敗退。

サントリー、神戸製鋼、リコーがプレーオフ8強入り。NEC、三菱重工相模原、東芝は敗退。

[ 編集部 ]
自らもラインブレイクを切るなど果敢な攻めで役割を果たしたリコーのSOアイザック・ルーカス(撮影:高塩隆)

 優勝候補のサントリーと準々決勝で対戦することになったのはリコーだ。

 リコーは愛知・パロマ瑞穂ラグビー場でおこなわれたプレーオフ2回戦で、過去5回の優勝を誇る東芝ブレイブルーパスに27-24で競り勝ち、ベスト8入りとなった。

 先制したのは東芝だった。前半2分、フェイズを重ねて敵陣深くに入り、2021年度日本代表候補のWTBジョネ・ナイカブラがディフェンスを破ってインゴールに持ち込んだ。

 しかしリコーは、ペナルティゴール(PG)で得点したあとの15分、ラインアウトからモールで押し切り逆転に成功。24分には敵陣深くのスクラムで優勢となり、ボールを持ち出したSH高橋敏也がトライを挙げた。

 ディフェンスでもプレッシャーをかけ続けたリコーは39分にもFBマット・マッガーンがPGで加点し、20-5で折り返した。

 追いかける東芝は61分(後半21分)、ラインアウトからモールでゴールに迫り、HO橋本大吾が突っ込んでトライを獲得。64分にはパワーとスピードがあるWTBナイカブラがハーフウェイ中央から2人のタックルを破ってそのままゴールへ走り切り、3点差に詰めた。

 東芝はブレイクダウンのファイトでも激しさを増し、活気づく。
 そして74分、逆転を狙う東芝は敵陣深くに入り、ラインアウトからモールでゴールに迫った……。が、リコーは執念の守りでグラウンディングを許さず。

 踏ん張ったリコーは逆に78分、敵陣深くに入ると、密集からこぼれたボールを手にしたSH山本昌太がトライゲッターとなり、貴重な追加点を獲得。

 東芝はロスタイムに共同主将のひとりであるSH小川高廣がトライを奪い返したが、リスタートの時間は残っておらず、27-24でノーサイドとなった。

 サントリー対リコーの準々決勝は、5月9日に大分・昭和電工ドーム大分でおこなわれる。

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