国内 2021.04.11
サントリー全勝でレッド1位通過、2位争いはトヨタが逆転勝利。キヤノンではマフィも躍動

サントリー全勝でレッド1位通過、2位争いはトヨタが逆転勝利。キヤノンではマフィも躍動

[ 編集部 ]
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攻め込むトヨタ自動車のヘンリー ジェイミー。懸命に守るクボタ(撮影:早浪章弘)

 トヨタ自動車とクボタは大阪・東大阪市花園ラグビー場で激突し、25-24でトヨタが熱闘を制した。

 前半をリードしたのはクボタだった。
 5分にゴールに迫り、HOマルコム・マークスがパワーでインゴールに押さえ先制すると、16分には敵陣深くでの激しい攻防のなか、CTB立川理道がキックでディフェンス裏にボールを転がし、CTBテアウパ シオネが確保してトライゲッターとなった。

 対するトヨタは11分、CTBロブ・トンプソンの突破後、FBウィリー・ルルーがビッグゲインしてチャンスとなり、WTBヘンリー ジェイミーにつなぎ5点を入れた。その後、PGで加点し、6点差に詰めたトヨタ。

 そして前半の終盤、攻め込むトヨタに対し、クボタが反則の繰り返しでイエローカード2枚を提示されFW2人を欠き、トヨタにとっては大チャンスだったが、クボタは6人でのスクラムに耐えるなどピンチをしのぎ、14-8(クボタリード)で前半を終えた。

 しかし後半の序盤、まだ数的有利だったトヨタは、43分(後半3分)に自陣10メートルライン付近でPKを得ると、タップから仕掛け、パワフルランナーのFLフェツアニ ラウタイミが突破して一気にゴールへ駆け抜け、コンバージョンも決まり逆転した。

 その後、両チームともPGでスコアボードを動かし、1点ビハインドのクボタは64分に敵陣深くで攻め、HOマークスがタックラーをかわしてインゴールに突っ込み、ゲームをひっくり返した。再び6点差となる。

 しかし、あきらめないトヨタはホーンが鳴ったあとのラストアタックで自陣深くから根気よくつなぎ、FBチャーリー・ローレンスがゲイン、サポートについていたWTB高橋汰地がゴールへ走り切り、トライを挙げた。そして、プレッシャーがかかるなか、SOライオネル・クロニエがコンバージョンを決め、トヨタの劇的な逆転勝利となった。

 トヨタは6勝1敗(総勝点28)でレッドカンファレンス2位通過。クボタは5勝2敗(総勝点25)となり、同3位でプレーオフに進む。

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