クボタとパナソニックが5連勝、ドコモは再び上昇気流へ。サニックスは今季初勝利
そして、開幕から4連敗と苦しんでいた宗像サニックスとHonda(ホンダ)は愛知・パロマ瑞穂ラグビー場で激突し、サニックスが25-24で競り勝ち、トンネルを抜けた。
前半、キックチャージからホンダにトライを奪われ、7点ビハインドで折り返したサニックスだが、43分(後半3分)、ラインアウトからモールで押し込み2点差に詰めた。
その後、ホンダのPR具智元が危険なプレーでイエローカードを提示されるなど流れが変わり、数的有利となったサニックスは50分、またもラインアウトからのドライビングモールでトライを挙げ、逆転した。
サニックスはさらにPGで加点したあとの62分、交替で入ったばかりのWTB濱里耕平が相手の長いパスをインターセプトして約40メートル走り切り、25-10とリードを広げた。
しかし68分、サニックスはNO8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコが危険なプレーをしたため一発退場を命じられ、残り時間を14人で戦うことになる。
数的有利となったホンダが反撃し、72分、敵陣深く中央のスクラムからNO8の位置にいたポール・スクーマンがサイドアタックでインゴールに突っ込み、トライ。79分にも敵陣深くのターンオーバーから攻め込んでLOフランコ・モスタートがトライゲッターとなり、コンバージョン連続成功で1点差となった。
が、残り時間の攻防でサニックスが辛くも逃げ切り、今季初勝利を手にした。
これで1勝4敗(総勝点5)となったサニックスのコーリー・ブラウン ヘッドコーチは、「前半は気持ちでディフェンスし、エナジー高く折り返せたのが後半につながった。後半は田代(SO田代宙士)がゲームをしっかりコントロールして、望んでいたテリトリーでゲームができた」と戦いを振り返り、勝利を喜んだ。
一方、接戦を落として0勝5敗(総勝点1)となったホンダのダニー・リー ヘッドコーチは、イエローカードをもらって数的不利な時間帯に逆転されたことを悔やみ、「中だるみの時間帯に自分たちで首をしめた」と反省。それでも、「最後まで絶対にあきらめなかったのはポジティブなこと」と述べ、敗戦のなかにも収穫を見つけた。
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