クボタとパナソニックが5連勝、ドコモは再び上昇気流へ。サニックスは今季初勝利
大阪の東大阪市花園ラグビー場ではNTTドコモと日野レッドドルフィンズが対戦し、26-25でドコモが制した。第4節でパナソニック相手に屈し今季初黒星を喫したドコモだが、これで4勝1敗(総勝点16)となり再び上昇気流に乗ろうとしている。
ドコモは開始早々、2019年ワールドカップでも大活躍した南アフリカ代表WTBであるマカゾレ・マピンピが快足を飛ばし、先制した。
だが日野は簡単にはドコモペースにさせず、11分、ラインアウトからモールで押し込み、同点とする。18分にはドコモが自陣深くのスクラムからボールを回そうとするも、SO川向瑛が日野のCTB片岡将にプレッシャーをかけられてパスを乱し、ルーズボールを拾い上げた日野のWTB竹澤正祥がゴールラインを割り、勝ち越した。日野はさらにPGで加点。
8点ビハインドとなったドコモは32分、SO川向のキックパスが右WTB茂野洸気に通り、ゲイン、パスをもらったFB高野祥太も快走し、ゴール前でつかまったものの、追走していたSHのTJ・ペレナラがジャッカルを狙った日野FL堀江恭佑からボールを引きはがし、自らインゴール右隅に押さえてトライを決めた。
後半、日野にPGを許し6点差とされたドコモだが、61分(後半21分)、CTBサミソ二・トゥアの突破を起点にチャンスを広げ、WTB茂野がトライ。SO川向がコンバージョンを決めて19-18と逆転した。
65分にアドバンテージを活かした日野に再びゲームをひっくり返されたドコモだが、73分に敵陣深くに入り、FWを使って前進、最後は塊になってインゴールになだれ込み、ポスト近くでトライが認められた。コンバージョンも決まり再逆転に成功。
日野はホーンが鳴ったあとのラストアタックで12フェイズを重ねたが、ドコモがハーフウェイ付近で耐え、接戦を制した。
敗れた日野は1勝4敗(総勝点5)となった。