国内 2021.03.14
パナソニックがドコモとの全勝対決制す。神戸製鋼はリコーに辛勝、キヤノン熱闘で今季初勝利

パナソニックがドコモとの全勝対決制す。神戸製鋼はリコーに辛勝、キヤノン熱闘で今季初勝利

[ 編集部 ]
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試合終盤に値千金のトライを挙げたヤマハのWTBマイケル・ボンド(撮影:小山真司)

 開幕から3連敗と苦しんでいたキヤノンイーグルスは、静岡・ヤマハスタジアムでヤマハ発動機ジュビロを40-32で下し、今季初勝利となった。

 キヤノンは前半3分にWTBエスピー・マレーのトライで先制すると、21分にはCTB南橋直哉が連続攻撃をフィニッシュし、12-8で折り返した。
 後半早々にヤマハのLOヘル ウヴェが力強い走りでゴールに持ち込み、逆転したが、キヤノンは49分(後半9分)、ドライビングモールでゴール右に迫ったあと左へテンポよくボールを動かし、回り込んできたCTBジェシー・クリエルがインゴール左隅に押さえ、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)で確認後トライが認められた。
 再びリードしたキヤノンはさらに53分、SO田村優がヤマハのFB五郎丸歩にプレッシャーをかけてボールを奪い返し、その後、キックスキルも見せ、SH荒井康植のトライにつなげた。59分にはラインアウト後、サインプレーが決まってCTBクリエルが中央を切り裂き、田村もコンバージョンを確実に決めて得点を重ねた。

 それでも、スタミナとしぶとさがあるヤマハが徐々に追い上げ、キヤノンは反則の繰り返しで72分にイエローカードを提示され、残り時間を14人で戦うこととなる。数的有利となったヤマハは73分にLOヘルがパワーでインゴールに突っ込み、75分にはWTBジェイデン・ナーマヌが敵陣10メートルライン付近から抜け出し、サポートについていたWTB中井健人につなぎ、連続トライ。五郎丸のコンバージョンも決まり、1点差に詰めた。

 しかし、キヤノンは77分、WTBホセア・サウマキがキック&チェイスで相手にプレッシャーをかけ、敵陣深くでボールを奪い返し、アドバンテージを得て怒涛の攻撃、右へ大きく振ってWTBマイケル・ボンドが抜け、大きなトライを挙げた。そして、田村がコンバージョンを決めて8点リードとし、勝利を引き寄せた。

 キヤノンは今季初勝利で1勝3敗(総勝点5)、ヤマハは2勝2敗(総勝点11)となった。

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