国内
2020.11.21
天理19-10大阪桐蔭。逆転の報徳は工学院破る。近畿オータム準決勝
前半17分にはラックサイドをSH梅谷洋明が突き、先制トライを挙げる。
近場の攻めはまき餌となり、7-3の後半7分にはラインアウトから大外に展開。ライン参加したLO奥井大勢が抜け出す。ポイントを2つ作り、最後はCTB谷田親春がインゴールに飛び込んだ。
「こういう攻めは死ぬほど練習してきました」
松隈孝照監督は胸を張った。トライ数は3-1。コンタクトは失点も抑えた。
「ディフェンスが頑張ってくれましたね」
はまった攻守に指揮官は笑みっぱなし。
大阪桐蔭は主軸の3年生2人を欠いた。共同主将のFL髙山碧惟はヒザのケガ、17歳以下日本代表のPR松井亜星は交通事故の後遺症だった。綾部正史監督は無念さいっぱい。
「2人がいれば、展開はもう少し違っていたと思います」
2大会前の全国優勝チームは今年、花園の芝を踏むことなく、姿を消した。