女子 2020.11.20

2021ラグビーW杯(女子)の組分け決定 アジア代表は北米の2強&欧州予選1位と同組

[ 編集部 ]
2021ラグビーW杯(女子)の組分け決定 アジア代表は北米の2強&欧州予選1位と同組
RWC2021の組分け決定(Photo:Phil Walter-World Rugby/World Rugby via Getty Images)


 ラグビーワールドカップ2021(女子大会)の組分け抽選会が、開催国ニュージーランドのオークランドで11月20日早朝におこなわれ、ジャシンダ・アーダーン首相やラグビー界のレジェンドであるダン・カーターらが出席して抽選ボールを引き、出場する12チームが4チームずつの3組に分けられた。

 女子15人制代表が競う最高舞台のワールドカップは、1991年の第1回大会から数えて9回目となり、初めて南半球で開催される。

 2大会連続6回目の優勝を狙うニュージーランドは、隣国のライバルであるオーストラリアと一緒のプールAに入り、ウェールズ、そして世界最終予選を制したチームとプールステージで戦うこととなった。

 アジア予選の優勝チームはプールBに入り、現在世界ランキング3位のカナダ、前回大会ベスト4入りのアメリカ、そしてヨーロッパ予選で1位になったチームと対戦することが決まった。
 2大会連続5回目のワールドカップ出場を目指す女子日本代表“サクラフィフティーン”がアジア予選を制して切符を獲得すれば、このプールに入る。

 プールCには、前回大会で準優勝だったイングランドと3位のフランスが入り、アフリカ予選を突破して2大会ぶりの出場を決めた南アフリカと、初出場のフィジーが挑む。

 各プールで総当たり戦をおこない、各上位2チームと、各3位のうちで成績がよかった2チーム、計8チームが準々決勝に進む。

 大会は来年9月18日から10月16日にわたってオークランドとワンガレイで開催され、開幕戦、準決勝、3位決定戦、決勝は5万人以上収容可能なイーデンパークが舞台となる。

 試合スケジュールは年内に発表される予定。

 女子日本代表のレスリー・マッケンジー ヘッドコーチは、「まずは、国際レベルのラグビーの試合について、このようにお話ができることを嬉しく思っています。今朝おこなわれたラグビーワールドカップ2021年大会のプール組分け抽選の結果を見ると、長きにわたる熱いライバル同士の対戦がありますが、私たちがこれから臨む香港でのアジア予選も、それは同じです。香港、カザフスタン、そして、私たち日本のどの国が今日の抽選結果のプールに入っても、おもしろくなるでしょう。私は、その挑戦をとても楽しみにしています」とコメント。

 先日、男子の世界ランキング10位だったアルゼンチン代表がワールドカップを3度も制している格上のニュージーランド代表を初めて倒した快挙にも刺激を受けたようで、「来週から合宿が始まりますが、私たちが想像しうる以上の困難に打ち勝ったプーマス(アルゼンチン代表)の選手たちをイメージしながら、合宿に入りたいと思います。あのような素晴らしい挑戦、素晴らしいお手本が、私たちの選手にとっても、互いのために共に戦おうと思う刺激になってほしいと願っています」と指揮官は言う。そして、「各チームや協会の尽力により国内シーズンが始まりますが、これまで以上に素晴らしいラグビーがそこにあることを楽しみにしていますし、私たちももちろん、予選に向けて万全の、そして、楽しませることができる準備をしていきたいと思います」と述べた。


<ラグビーワールドカップ 2021 組分け>

【プールA】
ニュージーランド、オーストラリア、ウェールズ、世界最終予選優勝チーム

【プールB】
カナダ、アメリカ、ヨーロッパ予選1位、アジア予選1位

【プールC】
イングランド、フランス、南アフリカ、フィジー

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