女子のラグビーワールドカップ2021まであと1年 開幕戦会場は聖地イーデンパークに決定
来年9月18日から10月16日にかけてニュージーランドで開催されるラグビーワールドカップ2021(女子大会)の開幕までちょうど1年となった。
主催するワールドラグビーと開催国のニュージーランドラグビー協会は本日、女子15人制代表が競う世界最高峰舞台としては初の南半球開催となる同大会の開幕戦をオークランドのイーデンパークでおこなうと発表し、ブラックファーンズ(女子ニュージーランド代表)が開幕戦に出場することも明らかにした。ブラックファーンズは前回大会のチャンピオンでもある。
イーデンパークは世界でも有数の伝統あるラグビースタジアムで、1987年と2011年にニュージーランドで開催された男子ワールドカップの開幕戦と決勝戦がおこなわれるなど、歴史が染み込んだ会場である。
ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は、「開幕まで残り1年のカウントダウンがスタートしました。新型コロナウイルスの世界的感染拡大によって引き起こされた未曾有の厳しい状況を踏まえながら、準備は着実に進んでいます。開催国ニュージーランドも、エキサイティングで特別な大会となること間違いなしの大会に、世界のベストチームを歓迎するため、女子ラグビーをスーパーチャージさせるべく準備を進めています。2021年は、女子ラグビーが舞台の中心に躍り出る特別な年となります」とコメント。
トーナメントディレクターを務めるミッシェル・フーパー氏は、「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって課題が生じているものの、大会組織チームは、一生に一度のラグビーワールドカップを必ず実現するという決意のもと集中し、予定通り作業を進めています。ラグビーはニュージーランドの地域社会の中心的存在であり、女子ラグビーを『スーパーチャージ』し、次の世代の若者たちに感動を呼び起こし、目標に向かって戦う勇気を与える機会となるでしょう」と述べ、裏側ではすでに世界のベストラグビーを披露する大会にするための大規模な取り組みがおこなわれていることを明らかにした。
女子日本代表“サクラフィフティーン”は2大会連続5回目のワールドカップ出場を目指す(アジア最終予選は新型コロナウイルスの影響で延期となり、新たな日程は未定)。