注目のNZ伝統対決「北×南」に参加するメンバー発表 オールブラックス選考試合
8月29日にニュージーランドで予定されている待望の伝統試合、「North(北) vs South(南)」に参加するスコッドメンバーが発表された。選手は、6月中旬から先週末まで開催されていたスーパーラグビー アオテアロアをチェックしていたニュージーランド代表“オールブラックス”のセレクターたちによって選ばれており、11月7日から12月12日にかけて開催される見通しのラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)へ向けた代表メンバー選考のトライアルマッチともいわれている。
ラグビー大国ニュージーランドにおいて、この「北 vs 南」の試合は歴史が古く、最初におこなわれたのは1897年。ラグビーがプロ化されてからはほとんど開催されていなかったが、新型コロナウイルスでラグビー界のスケジュールが混乱した今年、伝統対決は8年ぶりに復活することが決まった。
北か、南か、誰がどっちに入るのか。チーム分けの基準は、生まれた場所ではなく、現在の所属も関係なく、選手が最初にプレーした地区代表チームを基に分けられた。
北チームのキャプテンはオークランド地区代表出身のLOパトリック・トゥイプロトゥが務め、南チームはカンタベリー地区代表でプロのキャリアをスタートさせたLOサム・ホワイトロックが率いる。
オールブラックスの新主将であるFLサム・ケインや、同じくテストキャップホルダーのHOデイン・コールズ、LOスコット・バレット、CTBンガニ・ラウマペなどは負傷のため、この試合については選考の対象外となった。
この伝統の試合はオークランドのイーデンパークで開催される予定だったが、オークランドは新たな新型コロナウイルス感染者が見つかったため、政府は感染拡大防止のため警戒レベルの高いロックダウン(人々の外出や行動を制限する措置)を8月26日まで続けることにしており、試合会場はウェリントンのSKYスタジアムに変更になる可能性もある。
試合会場の最終決定は、政府が金曜日に発表する新型コロナウイルス警戒レベルのレビューに基づいておこなわれる。(※ 北・南チームに参加する選手のリストは次のページ )