セブンズ 2020.07.25
男子7人制日本代表候補が4か月ぶりに合宿 東京五輪へ向け岩渕HCはレメキ招集に前向き

男子7人制日本代表候補が4か月ぶりに合宿 東京五輪へ向け岩渕HCはレメキ招集に前向き

[ 編集部 ]
将来、追加招集の可能性があるレメキ ロマノ ラヴァ。2016リオ・オリンピック経験者(Photo: Getty Images)

 オリンピックまで1年時間が増えたことにより、候補選手の見直しは当然おこなわれる。
「いまはトレーニングで絞り込むような段階には全然来ていない。選手には焦ってほしくないし、少なくとも11月の終わりまではいまのメンバーのままでいくことを想定している」
 そう語った岩渕ヘッドコーチだが、新しい選手の補充については「門を閉じることは一切ない」とも言っており、いろんなチームや選手と話をしていることを明らかにした。

 前回のリオ・オリンピックに出場したメンバーのひとりで、15人制日本代表として昨年のワールドカップでも活躍したレメキ ロマノ ラヴァが東京オリンピックの代表候補に追加されるのではないかと噂されているが、それについて訊かれた岩渕ヘッドコーチは、「(レメキは)7人制の世界でも実績があるので、力になってくれる選手だと思っている。彼自身は移籍したので(Honda HEAT→宗像サニックスブルース)、話は丁寧に、状況に応じて進めていきたい。積極的に7人制に参加してくれるようであれば、ぜひやってもらいたいと思っている」と答えた。

 そのほか、今回の合宿には石田吉平(明治大学)、ティモ・スフィア(朝日大学)、カヴァイア・タギベダウア(白鷗大学)といった学生候補が参加していないが、これは新型コロナウイルスの影響で学業の問題が生じ、所属大学でのトレーニングがなかなかできていないという事情も考慮して招集しなかったとのこと。彼らは候補選手のままで、家庭の事情等により今回の合宿に不参加となった外国出身の選手についても、今後の状況次第で招集される可能性はある。

 岩渕ヘッドコーチ自身は、日本ラグビー協会の専務理事も兼任している身。東京オリンピックが1年延期となり、男子セブンズ日本代表ヘッドコーチの職を続投するかどうかは9月の理事会で決まるが、本人は、1年後のオリンピックまで続けたいという意志は「強く持っている」とハッキリ口にした。

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