【AU】 ブランビーズ3連勝で首位奪取 東芝カフイがAU初登場もフォース黒星重ねる
オーストラリアで開催されている「スーパーラグビー AU」は、先週末に第4節の2試合がおこなわれ、ブランビーズがウェスタン・フォースを圧倒して開幕から3連勝。試合がなかったレッズを抜いて首位に浮上した。
ブランビーズは7月25日にシドニーでフォースと対戦し、24-0と快勝。
キックオフから間もない前半1分過ぎ、自陣スクラムからの攻撃で次々とつなぎ先制すると、その4分後にもサポートプレーが光り、自陣深くからのカウンターアタックで見事にボールを継続して連続トライとなった。
試合の主導権を握ったブランビーズは後半も、国際リーグのスーパーラグビーから2017年に除外されたあと3年ぶりにライバルと同じ舞台に復帰した“チャレンジャー”フォースを圧倒。後半26分には得意のドライビングモールで4トライ目を奪い、守っては相手に1点も与えず、完勝となった。
ブランビーズは3勝0敗(勝点14)となり、2勝1分のレッズに4ポイント差をつけている。
一方、フォースは、9月までの短期契約で新加入した東芝ブレイブルーパス所属の元ニュージーランド代表CTB/WTBリチャード・カフイが後半15分からフィールドに入り、スーパーラグビーAU初登場。チームは敗れたものの、チーフスの選手時代にスーパーラグビー連覇を経験しているカフイの存在は、今後のフォースに大きな影響を与えると期待されている。
そして、24日にはNSWワラターズとメルボルン・レベルズがシドニーで激突し、29-10でレベルズが勝った。
レベルズはSOマット・トゥームアのゴールキックで着実に得点を重ね、相手にイエローカードが出て数的有利だった前半38分にはスクラムから攻め込みトライを奪った。
終盤には、この試合がレベルズ50キャップ目だったWTBマリカ・コロインベテが密集から抜け出し、ダミーモーションとハンドオフでディフェンダーを翻弄、鮮やかな走りでゴールに持ち込み勝負を決めた。
レベルズは今大会初勝利で1勝1分1敗(勝点6)。ワラターズは1勝3敗(勝点6)となった。